HP内の目次へ・検索もできます!  展覧会 ―描かれた神戸・大阪― 『阪神名勝図絵と青山政吉』

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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻14619号 2019年4月9日
PDF展覧会 ―描かれた神戸・大阪― 『阪神名勝図絵と青山政吉』 展覧会
―描かれた神戸・大阪―
『阪神名勝図絵と青山政吉』

日時:2019年4月13日(土)~2019年6月30日(日)
    10:00~17:00(入館16:30)

休館日:月曜日
〔ただし、4月27 日(土)~5 月6日(月・祝)は開館、5月7日(火)は休館]
場所:芦屋市立美術博物館
〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
 TEL:0797-38-5432
観覧料:一般500円(400円)、大高生300円(240円)、中学生以下無料
括弧内は20名以上の団体料金。高齢者(65 歳以上)および身体障がい者手帳・精神障がい者保健福祉手帳・療育手帳をお持ちの方、ならびにその介護の方は各当日料金の半額。
主催:芦屋市立美術博物館
後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、公益財団法人 兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、NHK神戸放送局、ラジオ関西
特別協力:朝日新聞社
神戸・大阪間が現在のように発展してきた端緒となったのが、鉄道の発達でした。
なかでも明治38(1905)年に開通した阪神電鉄沿線は住宅地として急激に開発されます。『市外居住のすヽめ』によって「健康地として最良」と紹介された阪神間には、良好な住環境を求めて移住する人たちが増えていきました。その頃の阪神間の景観を描いたのが《阪神名勝図絵》であり、大正5(1916)年に大阪朝日新聞に連載記事として掲載された後30点からなる彩色木版作品として出版されることとなります。描いたのは、赤松麟作を筆頭に野田九甫、水島爾保布、幡恒春という大阪朝日新聞に所属していた画家達と大阪朝日新聞記者の永井瓢齊で、実際に芦屋や宝塚、六甲山など現地に取材旅行に出かけ、何気ない地域の景観を穏やかな筆致で描いています。こんにち想像する洗練された阪神間のイメージではない牧歌的ともいえる大正初期の地域の面影が描き込まれているのです。
一方、大正9(1920)年、大阪で料亭を営む家に生まれた青山政吉は、京都市立絵画専門学校で日本画を学ぶかたわら、黒田重太郎のもとで洋画を学びます。卒業後、小学校の美術教員となりますが、小学校校長らの尽力によって渡欧を果たし帰国後、水彩画を描き始めます。日本画と洋画を共に修得した青山政吉にとって、水彩画は、日本画の繊細さとダイナミックな洋画の双方の特徴を発揮できる格好の技法でした。日本全国の景色を描いた青山政吉ですが、本展では、平成27(2015)年に当館に寄託された芦屋や西宮をはじめとする阪神間を描いた作品全55点を一堂に展覧します。両作品では、木版画と水彩画との違いこそあれ、ともに阪神間の風景を題材にしています。それぞれに異なる風景画の魅力をご紹介いたします。
お問い合わせ:芦屋市立美術博物館
〒659-0052 兵庫県芦屋市伊勢町12-25
TEL:0797-38-5432 FAX:0797-38-5434
お問い合わせフォーム
https://fs221.xbit.jp/d449/form1/



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