『超高齢社会のまちづくり』-地域包括ケアと自己実現の居場所づくり-
|
||||
![]() |
創設 『電子図書館』 |
|||
建築関係図書(古文書) 建築関係図書(現代本) 一般書関係図書 CADデジタルデーター館 | ||||
|
||||
京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻18397号 2023年4月14日 | ||||
![]() -地域包括ケアと自己実現の居場所づくり- 著者:後藤純 発行:学芸出版社 定価:2,530円 (本体2,300円+税)A5・188p 978-4-76152846 ![]() ![]() |
||||
分野を横断する総合的取組のための基礎知識。 人生100年時代、そこそこのお金をもち、元気か、簡単な支援で自律できる高齢者が9割を占める。 彼らの居場所は施設ではなくまちだ。不安を解消し、生活を楽しめるように支えるまちづくりが進めば、高齢社会=負担増という図式が変わる。出かけやすく、自身の居場所がつくれ、自己実現ができるまちは、日本が切り拓く世界の未来だ。 |
||||
[目次] はじめに T部 団塊世代が変える高齢者像 1章 超高齢社会とはどんな社会か──在宅医療・在宅看取りが避けられなくなる 1 未曽有の経験 2 人生100年時代 3 ぴんぴんころりは、ごく少数 4 医療介護需要の急増と避けられない在宅化 5 次の20年で起きること 2章 高齢者はどんな人たちか──経済的余裕はあるが、迷える高齢者が増える 1 中堅所得層の高齢化 2 高齢者のニーズ把握は難しい 3 施設と在宅、高齢者自身も本音がわからない 3章 高齢者の不安は何か──自分らしく生きたいからこそ不安な時代 1 こんなに長く生きるつもりじゃなかった 2 不安の背景・時代の変化 3 自己実現と不安はコインの裏表 4章 不安を癒やす居場所──自分語りの場は自身でつくるしかない 1 孤独は悪か 2 自分らしさと不安 3 自分の不安にこたえる居場所は自分語りの場 4 自分の居場所は自分でつくるしかない 5章 現代的なつながり方とコミュニティ活動──「つながりたいけど、しばられたくない」 にこたえられるか 1 現代的な個人の居場所のつくり方 2 現代的な個人のつながり方 3 現代的な地域コミュニティの形 4 まちづくりとして個人的な居場所を受けとめる U部 地域包括ケアシステムの理念と実際 6章 地域包括ケアシステムの理念──立場により異なる捉え方> 1 社会保障のパラダイム転換 2 立場で異なる地域包括ケアシステム──三つのイメージ 3 地域包括ケアシステムを取り巻く多様な視点 4 求められるのは理念の整理とまちづくりとしての対話 7章 地域包括ケアシステムを支える制度の実際 ──施設から在宅へ、地域へ 1 病院医療の行方 2 在宅医療とは 3 地域密着型サービス 4 在宅医療を含む地域包括ケアシステム 5 地域包括支援センターと地域ケア会議 8章 進まぬ地域包括ケアシステム ──「やっぱり施設がいい」を超えるには 1 家族に頼りたいが…… 2 家族は施設に預けて安心したい 3 悪循環を断ち切るには? V部 当事者とともに創り出す高齢社会のまちづくりモデル 9章 フレイル予防とまちづくりの接点 ──歩くことと、人とつながることの効用 1 健康づくりと介護予防 2 フレイル予防と社会参加 3 健康づくりとまちづくりに関する興味深いエビデンス 4 要介護になりにくいまち? 10章 介護保険制度とまちづくりの接点 ──少人数から柔軟な活用が可能 1 環境因子とまちづくり 2 自立支援型地域ケア会議 3 新しい介護予防・日常生活支援総合事業 4 生活支援体制整備事業 5 対象となる多様な現代的ニーズ 11章 地域で暮らすために必要なサービスと場所 ──支援的(アシスティブ)な生活環境 1 みんなの自己実現を支える総合的まちづくり 2 家を売って老人ホームに入居するのは正しい戦略か 3 地域包括ケアと住まいの連携でできること 4 社会的交流・社会参加の場 5 シニアの働く場所 12章 歩けなくても愉しく暮らせるまちづくり ──拠点集中か地域分散か 1 コンパクトシティとニーズの乖離 2 社会的サービスへのアクセシビリティの確保 3 逍遥の拠点づくり 4 結果として浮かび上がるコンパクトシティ 終章 超高齢化を社会全体のチャンスに 1 総合的なまちづくりに踏み切れない理由 2 消費のアーバニズムから自己実現のアーバニズムへ 3 社会保障経済という考え方 4 エイジフレンドリーシティのモデルを目指して おわりに |
||||
|