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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻13365号 2017年11月22日 | |||||
![]() 『ニッポンの写実 そっくりの魔力』 日時:2017年11月23日(木・祝日)~2018年1月14日(日) 9:00─17:00(入館16:30) 休館日:11月27日(月)12月4日(月)11日(月)18日(月) 25日(月)年末年始 12月27日(水)~ 1月1日(月・祝日)1月9日(火曜日) 場所:奈良県立美術館 〒630-8213 奈良県奈良市登大路町10-6 TEL:0742-23-3968 観覧料:一般800円(600円)高・大学生600円(400円) 中・小生400円(200円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※11月26日(日曜日)は「関西文化の日」で観覧無料 ※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方と介助の方1人は無料 ※外国人観光客(長期滞在者・留学生を含む)と付添の観光ボランティアガイドの方は無料 主催:奈良県立美術館 |
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何かにそっくりなものを眼にしたとき、私たちは「すごい!これ、本物?」と、素朴な驚きを覚えます。眼に見えるものをあるがままに再現することへの欲望は、私たちの心に深く根ざした、古くて新しい感情なのではないでしょうか。「現実の事象をそのまま写し取ること」-日本の近代美術家たちは、近世までの「写実」の伝統を土壌としながら、西洋美術の流入を大きな刺激として、多様な「写実」へのアプローチを試みてきました。そして現代では近年、精緻な写実表現を目指す動向とともに、彫刻や工芸においても、日本の伝統的な技術の上に、克明な再現を軸とする表現が注目を集めています。 その一方でまた、写実を包括した超絶技巧と呼ばれる表現形態では、絵画にとどまらず、日本の伝統技術を追究した木造彫刻・金属工芸をはじめ、人体、動植物、日用品を克明に再現した作品も際立って注目されています。また、映像の世界においても、これまでの「記録」としての画像を凌ぐ超密度な画素と装置、アプリケーションも広く一般に流通し、わたしたちの「写実」に対する認識を変化させつつあります。 この展覧会では、あらゆる対象があらゆる形態で写実的に表現されうる現在の状況それによりかわろうとしている今日の「リアル」に対する感性のありようを、約80点の写実絵画、超絶技巧による立体作品、高精細な映像作品を通じて考える機会としたいと思います。 |
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