HP内の目次へ・検索もできます!   京都建築専門学校市民講座vol.30の3シンポジウム 『今日の民藝という視点。』

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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻13350号 2017年11月11日
PDF京都建築専門学校市民講座vol.30の3シンポジウム 『今日の民藝という視点。』 京都建築専門学校市民講座
 vol.30の3シンポジウム
 『今日の民藝という視点。』


日時:2017年12月2日(土)13:15─16:45

場所:しんらん交流会館大谷ホール
〒600-8505 京都市下京区烏丸通七条上る
  TEL:075-371-9208
定員:200名(先着順)

入場料:無料
申込:不要
主催:京都建築専門学校
基調講演:「いまなぜ民藝か?」
講師:鞍田崇氏(哲学者 明治大学理工学部准教授)

座談会:「今日の民藝という視点」
講師:鞍田崇氏
   西垣安比古氏(京都大学名誉教授)
   山本剛史氏(古都デザイン代表)
司会:佐野春仁(本校校長)
今日、僕たちが暮らしに求める「美」を民藝という視点から見てみようというものです。
かつて90年ほど前、思想家であり美学者であった柳宗悦(やなぎむねよし1889~1961)が提唱した民衆工芸の美、民藝は、その後、濱田庄司、河井寛次郎ら作家の創作活動とともに全国的な運動となった。当時、柳田邦男や今和次郎たちの民俗研究とも重なり、それまで美の鑑賞の対象とされていなかった民家への関心も高まる。今日でも、華麗な御殿や社寺の美しい建築の鑑賞と、古民家や庶民的な町家の味わいとは、同一に語れません。この両者を同じ「美」という言葉で表現することには、どうしてもある種の抵抗を感じます。その抵抗とは何か、どこから派生してくるものなのか、民藝の求める美の本質は何か?ぼろ町家やいぶせき農家などを喜ぶのは、懐古趣味的とかレトロ、ともいわれますね。ちっとも今日的ではない、過去を美化して実体を見ない感傷的な態度にすぎないなどとも批判されることも。でも、そこに何かしら見るものを惹きつけてやまない魅力を感じていることは確かなことです。それが何なのか、そもそも柳はどう捉えているのか、今日の民藝研究者である鞍田崇先生(哲学者、明治大学准教授)に伺いたく思います。
座談会として、朝鮮の建築研究で知られる西垣先生、優れた古美術鑑賞眼を持たれる山本先生にも参加をお願いしております。西垣先生ご自身も古い伝統家屋を改修して住まわれ山本先生も伝統古民家を別荘に持たれています。山本先生は本校の講師としてインテリアの講義を持たれており、ともに鞍田先生のご友人であり、大変な論客でもあります。当日はこんなメンバーでどんな議論が出てくるか、とても楽しみにしております。在学生は全員、出席してください。卒業生、学校や講座に関心のある方、一般市民の皆さんもどうぞお気軽にいらしてください。お待ちしております。[さの]
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