KARTH シリーズ勉強会 地域の文化遺産を守り活かす第5回
-文化遺産を活かすまちづくり・奈良公園での高級リゾートホテル建設をめぐって- 講師:上野 邦一氏
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創設 『電子図書館』 | ||||
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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻13196号 2017年8月31日 | |||||
![]() 地域の文化遺産を守り活かす第5回 『文化遺産を活かすまちづくり・奈良公園での高級リゾートホテル建設をめぐって』 講師:上野 邦一氏 日時:2017年9月9日(土) 13:30─17:00(開場 13:00) 場所:西陣ヒコバエノ家 〒6028485 京都市上京区上立売通浄福寺西入姥ケ東西町632番地 参加費:無料、勉強会終了後の懇親会1,000 円(学生無料) 参加方法:お名前、所属、電話・FAX番号、メールアドレスおよび懇親会の参加の有無をを明記の上、2017年9月4日(月)までにFAXまたはメール、電話でお申込み下さい。 主催:NPO関西木造住文化研究会 |
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当研究会では、各地に存在する地域の文化遺産の保全・活用の考え方を、長年、世界レベルで文化財保全の研究に携わっておられる上野邦一先生から学ぶ勉強会を平成25年にシリーズで開催いたしました。その続編として、今回開催する第5回勉強会では、文化遺産の保全が問題となっている事例を取り上げ、問題が生じた背景と問題の所在を学び、地域の文化遺産を活かしたまちづくりのありかたを考えます。お気軽にご参加下さい。 | |||||
演題:「文化遺産を活かすまちづくりー奈良公園での高級リゾートホテル建設をめぐってー」 講師:上野 邦一(奈良女子大学古代学学術研究センター) 奈良県は、名勝奈良公園、同時に世界遺産のバッファゾーンである区域のうち二ケ所で高級リゾートホテルを建設することを進めています。 |
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[講師プロフィール 上野 邦一] 1944年生まれ。名古屋大学卒業後、大学院を経て奈良国立文化財研究所に21 年在職しその後、奈良女子大学教官を勤める。1989年から東南アジアの建築・遺跡の研究・保護に関わり現在に至る。日本建築史・東南アジア建築史が専門。工学博士。奈良女子大学名誉教授。 |
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ご参加申込み・問合せ先:NPO 法人 関西木造住文化研究会 (Kansai Association for the Research in Traditiona Housings。略称KARTH:カース) TEL:075-411-2730 悠計画研究所内、FAX:075-411-2725 ![]() ![]() 〒6028485 京都市上京区上立売通浄福寺西入姥ケ東西町632番地、角地 交通アクセス: ・バス停「今出川浄福寺」または「千本今出川」または「千本上立売」より徒歩約5分 ・JR 京都駅より(所要時間 約40分、角地) ①地下鉄烏丸線「烏丸今出川」駅下車、3 番出口、烏丸今出川交差点の今出川通の東側 バス停から西行きのバス乗車後、「今出川浄福寺」下車 ②市バス利用:A3の206番に乗車後 バス停「千本上立売」下車、またはB2の50番、101番乗車後、 バス停「千本今出川」下車 |
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これまでのKARTH シリーズ勉強会「地域の文化遺産を守り活かす」 講師:上野 邦一(奈良女子大学古代学学術研究センター) (会場共通):京都 西陣ヒコバエノ家 第1回 「文化財建造物は増えている」(平成25年6月5日) 「文化財は、摩耗したり劣化したり、あるいは災害に遭ったりして減るはずである。しかし増えている。物件が増えているのではなく、考え方が変化することにより、文化財として認める件数が増えているのである。こうした様相を文化財保護の歴史を振り返りながら、考える。」 第2回 「世界遺産の誕生、最近の動向」(同年7月3日) 「昨年京都で世界遺産条約採択40周年の記念イベントがあった。世界遺産という考え方は、比較的新しいと言えよう。条約はユネスコ総会で1972年に採択されたが、日本の批准は1992年である。どうして遅かったのか。そして日本で登録が始まると、こんどは世界遺産症候群とでも呼べる風潮がある。奈良ドキュメント、文化遺産保護と観光などについて考える。 第3回 「文化財建造物の修理」(同年8月5日) 「日本の木造文化財の修理技術は蓄積があり、世界に誇れる技術だと思っている。ただし第二次大戦前は新しい技術・部材に抵抗感がなかったのか、オリジナルな部分を損傷しているケースもある。また戦後1970年代までは 当初にこだわる修理の傾向が強い。“文化財になると釘一本打てない”という言葉が流布した。活用が前面に出てきたのはここ10年か。」日本には木造の特徴を活かした、長い蓄積がある。材、人(技術)、信仰など。 第4回 「町並み保存のもたらしたもの」(同年10月8日) 「民家調査は農家を主体に実施されたと言ってよい。町家の研究は、町並み調査に平行して深化したのである。京都系の町家が多いと考えられていたが、むしろそれぞれの地域の農家をベースに町家が成立している、と考えた方がよい。」生きている文化遺産の考え方。寺院・神社も生きている。「町並み保存憲章」 民家保存の功罪。 |
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