美術館「えき」KYOTO 開館20周年記念 『京の至宝 黒田辰秋展』
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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻13163号 2017年8月10日 | |||||
![]() 『京の至宝 黒田辰秋展』 日時:2017年9月2日(土)~10月9日(月) 10:00─20:00(入館閉館30分前) 場所:術館「えき」KYOTO 〒600-8555 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接 TEL:075-352-1111 入館料:一般900円(700円) 高・大学生700円(500円) 小・中学生500円(300円) ※開館20周年記念日の9月11日(月)は入館無料日です。 ※高校生以上の学生のお客さまは学生証のご提示をお願いします。 学生証がない場合は一般料金となります。 主催:美術館「えき」KYOTO、京都新聞 企画協力:imura art planning |
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京都・祇園に生まれ、1970年に木工芸における初の重要無形文化財保持者(人間国宝)となった木漆工芸家・黒田辰秋(1904-1982)。漆や螺鈿で仕上げた茶器などの小品から、椅子や飾棚など力強い大作まで幅広く木漆の仕事を展開し、きわめて独創的で、造形力に富んだ傑作を数多く残しました。国内はもとより、ドイツで個展が開催されるなど、国内外の注目を集めながらも、京都においては本展が初めての回顧展となります。 今も京都では、黒田の木工作品が息づいています。若かりし頃に制作を手掛けた、京都大学北門前のカフェ「進々堂」店内のテーブルセットは現在も学生たちに愛されています。また祇園の菓子舗「鍵善良房」店内の重厚感のある大飾棚や、「河井寬次郎記念館」の表看板の彫りなども黒田の手によるものです。 白洲正子や志賀直哉ら著名人に愛好され、1960年代には映画監督・黒澤明や宮内庁からの依頼を受けて家具を制作するなど大任を果たしました。黒田辰秋の仕事の源泉には「京都」を舞台に深められた数々の出会いと交流がありました。 美術館「えき」KYOTO開館20周年となる本記念展では、20代で影響を受けた河井寬次郎や柳宗悦との出会い、京都の注文主との交流を辿りながら、晩年に至るまでの黒田辰秋の歩みを約90点の作品とともに紹介いたします。 「おまえは、何になりたい。」そう問いかけながら、素材本来の美しさを生かすため、木を削り、彫り、漆を塗り、貝を貼る。素材と対話し、自然のありのままの稜線や文様に、いかにして近づくことができるかを終生探究し続けた黒田辰秋の至高の作品群を、ご堪能ください。 |
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[ギャラリー・トーク] 場所:美術館「えき」KYOTO 日時:各回約30分 ①2017年9月2日(土)/午前11時から 青木正弘氏(本展監修者/美術評論家/元豊田市美術館副館長) ②2017年9月9日(土)/午後2時から 諸山正則氏 (東京国立近代美術館特任研究員) ③2017年9月10日(日)/午後2時から 藤嵜一正氏(木漆工芸家/黒田辰秋氏に師事) ※マイクを使用し、会場内を移動しながら解説いたします。 ※事前申し込み不要。ご参加は無料ですが、美術館入館券は必要です。 ※混雑した場合は、入館制限をさせていただく場合がございます。 |
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