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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻12865号 2017年4月2日 | |||||
![]() -日本人を魅了した仏のかたち- 日時:2017年4月8日(土) ~6月4日(日) 9:30─17:00 ※毎週金・土曜日は19:00 (名品展は20:00) ※入館は閉館の30分前 休館日:毎週月曜日 ※ただし5月1日(月)は開館 場所:奈良国立博物館 〒630-8213 奈良市登大路町50(奈良公園内) TEL:050-5542-8600 観覧料金:一般,1,500円(1,300円) 高校・大学生1,000円(800円) 小・中学生500円(300円) ( )は20名以上 ※障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。 主催:奈良国立博物館、読売新聞社、読売テレビ 後援:文化庁、NHK奈良放送局、奈良テレビ放送 協賛:岩谷産業、清水建設、大和ハウス工業、非破壊検査 協力:天童木工、日本航空、日本香堂、仏教美術協会 |
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快慶(かいけい)は、わが国を代表する仏師のひとりであり、鎌倉彫刻様式の完成に重要な役割を果たした人物として運慶と並び称されてきました。快慶には確証ある遺品が際立って多く、鎌倉時代初頭の造像界の動向を具体的に知るうえで不可欠な存在である一方、出自や工房など、その人物像には不明な点が少なくありません。 建久3年(1192)に無位でありながら後白河院追善の造像に抜擢されるなど、康慶の弟子のなかでも特殊な立場にあったようですが、こののち運慶と肩を並べて活躍の舞台を得る画期となったのは、後白河院主導のもと重源により進められた東大寺再興造像でした。 「巧匠アン(梵字)阿弥陀仏」と称したことからもわかるように、快慶は単に仏師として重源にしたがっていたのではなく、熱心な阿弥陀信仰者として造仏に臨んでいたことも見逃せません。彼が生涯をかけて追求した実在感と格調の高さを兼ねそなえた阿弥陀如来立像の姿は、後世「安阿弥様」と称され、来迎形阿弥陀の一典型としてながく受け継がれてゆきます。平安時代には、仏師定朝が「仏の本様」と謳われる理想的な仏の姿をつくり出しましたが、快慶はこの定朝にも匹敵する役割を果たしたといえるでしょう。 本展は、快慶の代表的な作品を一堂に集めて、わが国の仏教美術史上に残した偉大な足跡をたどる試みです。さらに、快慶作品の成立と密接に関わる絵画や、高僧たちとの交渉を伝える史料をあわせて展示することにより、いまだ多くの謎に包まれた快慶の実像に迫ります。 本展を通じて、多彩な快慶作品の魅力を堪能していただくとともに、現代を生きる我々の共感をいまもなお呼び起こし、仏の規範とされつづける快慶芸術の本質について考える機会となれば幸いです。 ◎出陳品 88件(うち国宝7件、重要文化財50件) 詳しくは: ![]() |
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