『武田五一の建築標本 -近代を語る材料とデザイン-』 -Goichi Takeda’s Architectural Specimens- 講演会:講師:石田潤一郎
[関連図書]・武田五一の建築標本-近代を語る材料とデザイン
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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻12811号 2017年3月8日 | |||||
![]() 『武田五一の建築標本 -近代を語る材料とデザイン-』 -Goichi Takeda’s Architectural Specimens- 日時:2017年03月10日(金)~ 2017年05月23日(火) 10:00─17:00 休館日:水曜日 場所:LIXILギャラリー大阪 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町 4-20 グランフロント大阪タワーA 12F TEL:06-6733-1790 FAX:06-6733-1791 ※JR大阪駅より徒歩5分、地下鉄御堂筋線梅田駅より徒歩5分、JR東西線北新地駅・地下鉄四つ橋線西梅田駅・地下鉄谷町線東梅田駅より徒歩10分 入場料:無料 主催:LIXILギャラリー |
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近代を牽引した建築家の一人・武田五一(1872-1938)は、無数の材料とデザインの集積である建築を個々の標本として収集した人でもありました。本展では、分野を横断して多様に集められた「建築標本」約100点を紹介しながら、五一の建築や意匠をとらえる独特な視点とその時代性を浮彫りにします。
国会議事堂の設計にも関わった武田五一は、公共建築から個人邸、社寺仏閣、墓碑、橋、公園に至るまで生涯に多彩な建築作品を残した建築家であると同時に、教育と後人の育成にも力を注ぎました。創設に携わった京都大学工学部建築学科やデザインを教えた京都工芸繊維大学には、五一が中心となって収集した多岐にわたる建築素材や金物サンプル類などが残されています。教育資料である一方で、好奇心旺盛な五一の分類学的思考によって採集されたそれらはまさに「建築標本」と呼ぶにふさわしく、彼がコレクターとしての側面も強く持ち合わせていたことを物語ります。 本展では、五一が教育界に携わった大正から昭和初期に収集された「建築標本」約100点を「新たなる材料」「時代の流行」「近代的生活」「古典再考」「20世紀初頭のデザイン表現」「講義の足跡」のカテゴリーに分けて紹介します。また、五一が収集に関与した記録として京都大学に保管されている貴重な「備品監守簿」も展示します。当時を牽引する建築家による業種を超えた建築デザインの標本群をご覧ください。 本展をとおして、明治の幕開けとともに近代化が始まった日本の建築意匠を象徴する多彩な材料や技術を一望しながら、あらゆるものを貪欲に吸収していた五一の世界観を披露します。 |
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◆[関連イベント]◆ | |||||
![]() 『武田五一から学ぼう、近代建築の技術と意匠』 -講師:石田潤一郎(京都工芸繊維大学教授)- 日時:2017年4月29日(土)14:00~15:30 場所:LIXILギャラリー大阪 (グランフロント大阪南館タワーA11階)セミナールーム 参加費:無料、要申込(先着順) 定員:70名 主催:LIXILギャラリー大阪 |
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武田五一は一体どのような建築家だったのか?石田氏は長年にわたり日本近代建築史を研究され、五一についても多くの文章を執筆してこられました。彼の作品には様々な技術や意匠が用いられ、多面的で独特な表現思考は残された標本からも感じるとることができます。五一の講義を受けた人々の手記や記録から人物像や教育者としての功績なども紐解いていただきます。講師:石田潤一郎(京都工芸繊維大学教授) | |||||
参加方法: ※参加ご希望の方はあらかじめお電話かFAX、またはeメール ![]() 1.氏名 2.住所(もしくは勤務先) 3.緊急連絡先の電話番号 4.メールアドレス 5.どちらでこの講演会をお知りになったか 6.メールマガジン配信希望の是非※(携帯電話(携帯端末系含む) には対応しておりません)をお書き添えの上、ギャラリーまでお申込ください。 |
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お問合せ先:TEL:06-6733-1790 FAX:06-6733-1791 | |||||
[巡回展・東京] ・ギャラリー1(東京) 日時:2017年6月8日(木)~8月26日(土)予定 □Closed:水曜日/Wednesday □AM10:00~PM6:00 □入場無料/Free |
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詳しくは:![]() |
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■[関連図書]■ | |||||
刊行予定日・2017年3月24日 ご予約ください!! | |||||
![]() ![]() (LIXIL BOOKLET) 『武田五一の建築標本-近代を語る材料とデザイン』 著:石田潤一郎 発行:LIXIL出版 定価:(本体1,800円+税) 本体価格 1,800円(税抜き)A4・(210mm×205mm)・76p 978-4-86480-517-9 ![]() ![]() |
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近代建築を牽引した建築家・武田五一(1872-1938)は、博物学者でもあった?! 国会議事堂の設計にも関わった五一は、自身の建築だけでなく、教育にも力を注いでいた。創設に携わった京都大学建築学部やデザインを教えた京都工芸繊維大学に、彼が中心となって収集した多岐にわたる建築素材や金物サンプル類が残されている。教育用として集められたものの、好奇心旺盛な五一の分類学的思考によって集められたそれらはまさに「建築標本」と呼ぶにふさわしい。建築家でありながら博物学者とも思わせる所以である。 本書では、本邦初公開となる資料を中心に約80点の「建築標本」をカラー図版で紹介。 明治の幕開けとともに近代化が始まった日本の建築を象徴する多彩な材料を一望しながら、未来を見据えたコレクター・五一の世界観を垣間見る。彼の好奇心と関心が詰まった建築コレクションを初披露する。 |
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[目次] 構成(案) 撮影:佐治康生 【扉】武田五一のことば 略歴 【図版構成】京都に遺した建築標本 「新たなる材料」金物/人造石/板ガラス/セメントタイル他/「時代の流行」日華石・ 光華石/テラコッタ/タイル他/「西洋的生活」水栓金具/錠前/石材見本他/ 「古典再考」柱頭/古建築模型/建具雛形他/「デザイン表現」装飾金具/テキスタイル他 【インタビュー】 「武田五一の建築標本(仮)」酒井一光(大阪歴史博物館主任学芸員) 【論考】 「武田五一の人物像と功績(仮)」石田潤一郎(京都工芸繊維大学教授) |
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