『ピエール・アレシンスキー展』 -おとろえぬ情熱、走る筆。-
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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻12682号 2017年1月11日 | |||||
『ピエール・アレシンスキー展』 -おとろえぬ情熱、走る筆。- |
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日時:2017年1月28日(土)~4月9日(日)10:00─17:00 金曜日は19:00まで (入場は閉館の30分前) 休館日:月曜日、3月20日(月・祝)は開館、翌日(3月21日)は休館 場所:国立国際美術館 〒5300005 大阪府大阪市北区中之島4-2-55 TEL:06-6447-4680 観覧料:一般900円(600円) 大学生500円(250円)※( )内は20名以上の団体料金。 ※高校生以下・18歳未満、心身に障害のある方とその付添者1名無料 (証明できるものをご提示願います) ※同時開催の「クラーナハ展?500年後の誘惑」もご覧いただける、お得な共通チケット(1,900円) を販売します(1月28日(土)から4月9日(日)まで)。国立国際美術館の窓口でお買い求めください (当日券のみの販売となります)。 主催:国立国際美術館、毎日新聞社 後援:ベルギー大使館 協力:ヤマトロジスティクス株式会社、日本貨物航空株式会社、ダイキン工業現代美術振興財団 |
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ピエール・アレシンスキー(1927年生まれ)はベルギーに生まれ、第2次大戦後、ベルギー、オランダ、デンマークの若い作家たちが結成した前衛芸術グループ「コブラ」に参加して本格的な作家活動を始めました。「コブラ」の作家たちは、子供の絵などに触発され、主義主張に捕らわれない自由を何よりも大切にして、それぞれのスタイルで制作を展開します。短い「コブラ」の活動のなかでアレシンスキーは、線の要素を主にした抽象的な絵画を自らの個性にして、間もなくパリで東洋の書道芸術を発見します。とりわけ体全体を使って床に置いた紙に墨で書く、当時湧き起った日本の前衛書道の奔放さに共感を覚え、1955年には来日して書家の森田子龍らと交流し、映画『日本の書』を作りました。日本滞在も刺激となり、生来の優れたデッサン力を生かしたアレシンスキーの絵画は、西欧の重厚な油彩画から抜け出し、墨、水彩、アクリル絵具などを用いて、軽快で自在な線描を軸に豊かな展開を見せてきました。コマ割りにした画面に海、樹、人間、怪物など、多彩な形を表しながら、画家が見、経験した世界のあらゆる側面が集められるとともに、その個性は、版画も交えた幾種もの技法を駆使して、いまなお限りない変奏をかなでています。90歳を迎えるアレシンスキーの奔放自在な筆の勢いは依然衰えることを知りません。ベルギーを代表し戦後のヨーロッパ絵画に大きな足跡を残すこの画家を、初期から最新の大作約80点をもって紹介する本展は、日本・ベルギー友好150周年を記念する日本で最初の大規模な回顧展です。 | |||||
[関連イベント] 『アレシンスキー展 講演会』 -講師:山梨俊夫(国立国際美術館 館長)- 日時:2017年2月18日(土)14:00─ 場所:B1階 講堂 ※10:00から整理券を配布 ※参加無料(要観覧券)・先着130名 『アレシンスキー展 ギャラリー・トーク』 -講師:中井康之(国立国際美術館 学芸課長)- 日時:2017年3月4日(土)14:00─ 場所:B2階 展示室 ※13:30から聴講用ワイヤレス受信機貸出 ※参加無料(要観覧券)・先着90名 |
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