『切断してみる。二人の耕平』 -浅野弥衛 - コレクションを中心に-
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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻12674号 2017年1月8日 | |||||
『切断してみる。二人の耕平』 -浅野弥衛 - コレクションを中心に- |
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日時:2017年1月14日(土)~4月2日(日)10:00─17:30 休館日:月曜日(ただし3月20日は開館 場所:豊田市美術館 〒4710034 愛知県豊田市小坂本町8-5-1 TEL:0565-34-6610 観覧料:一般300円(250円) 高大生200円(150円) 中学生以下無料 ( )内は20名以上の団体料金 ※障がい者手帳をお持ちの方(付添い添1名)、豊田市内在住・在学高校生、 豊田市内75歳以上は無料[要証明] 主催:豊田市美術館 |
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今日一日の行動を振り返ってみる。起きてから何度メールやメッセージのやり取りをしたことか。何度、SNSで友人、知人、そして直接は見知らぬ誰かの行動や言葉をチェックしたことか。ネット検索は?
ICカードで電車に乗っただろうか。クレジットカードは使った?私は常に、誰かや何かとつながり、誰かや何かを気にしている。私の行動や嗜好は、履歴をもとに分析され、私は私向けに提供された情報やモノを、知らず知らずのうちに、いやむしろそうだと知りながら進んで選んでいる。私は、過剰につながった人やモノ・情報の網の目のなかで、行動を規定され、無自覚に―あるいは半ば自覚的に―、期待された振る舞いを選択しているのだろう。ならばその網の目が不意に断ち切られたとしたら?私は私を取り戻すことができるのだろうか。あるいは私を意識する必要のなくなった私は、私を失うことになるのだろうか。そこでは、等しくバラバラになったモノ同士が新たに接続し直し世界ががらりと別の姿を現すことになるのかもしれない。映像を主な媒体としながら他者をその中に積極的に介入させることで作品を制作してきた小林耕平と髙橋耕平。偶然にも同じ名前を持つ二人の耕平が、「切断」をテーマに作品に取り組む。私たちの生を規定する制度やシステム、概念など、本来、私たちが生きやすいようにとして出来上がったはずのこれらのものを根っこから引き抜き、切り刻む。切断にまつわる5つの課題。その実践の先に別の世界が姿を現わすのだろうか。 【展示構成】①言葉を切断する。②時間を切断する。③私を切り刻む。④生と死。⑤私のいない世界、人類のいない世界を考える。 |
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[関連イベント] ・小林耕平×高橋耕平「切断トーク」 日時:2017年1月14日(土)14:00─ 場所:展示室 ・学芸員によるギャラリートーク 日時:2017年1月28日(土)、2月12日(日)、3月19日(日)14:00─ ・ガイドボランティアによるギャラリーツアー 木曜日を除く毎日14:00─(土日は11:00─と14:00─) ※いずれも2階展示室1の前にお集まりください。参加には当日の観覧券が必要です。 ★このほかにも関連イベントの開催を予定しております。 詳細が決まり次第、ホームページでお知らせいたします。 |
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【作家プロフィール】 ・小林耕平(1974年~ 東京生まれ) 1999年愛知県立芸術大学美術学部油画科卒業。 主な個展に「あなたの口は掃除機であり、ノズルを手で持つことで並べ替え、電源に接続し、吸い込むことで語る」(2012年、山本現代)、「パランプセスト 記憶の重ね書き vol.4.小林耕平」(2014年、galleryαM)、「蓋が開かない、屋根の上の足音」(2015年、山本現代)。主なグループ展に「ユーモアと飛躍―そこにふれる」(2013年、岡崎市美術博物館)、「1974第一部 1974年に生まれて」(2015年、群馬県立近代美術館)、「アーティストファイル2015」(2015年、国立新美術館)、「あいちトリエンナーレ2016」(2016年) ・髙橋耕平(1977年~ 京都生まれ) 2002年京都精華大学大学院修士課程芸術研究科造形専攻修了。 主な個展に「HARADA-san」(2013年、Gallery PARC)、「史と詩と私と」(2014年、京都芸術センター)、「街の仮縫い、個と歩み」(2016年、兵庫県立美術館)。主なグループ展に「かげうつし―写映|遷移|伝染」(2012年、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA)、「ほんとの うえの ツクリゴト」(2015年、旧本多忠次邸)、「秘仏十一面観音像御開帳関連企画 kiseki-キセキ-」(2015年、観菩提寺正月堂) |
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