HP内の目次へ・検索もできます!  『第2回 国際シンポジウム 木質科学と木工芸2016』-木工芸の美と技-   関連図書『日本の木と伝統木工芸』

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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻12418号 2016年9月8日
講師・図書:『日本の木と伝統木工芸』

『第2回 国際シンポジウム 木質科学と木工芸2016』
-木工芸の美と技-
日時:2016年9月20日(火)~23日(金)10:00─17:00
場所:京都大学 益川記念館、 同旧演習林本部棟
〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 TEL:075-753-5081
参加費:無料で一般公開
このシンポジウムは、その第 1 回目を、2014 年に、フランス・モンペリエにおいて、日仏の研究者や木工芸の職人の協力によって開催され、成功を収めました。これを受け、関係者の協議を経て、第 2 回目を、2016 年に京都で開催することが決議され、現在、開催準備を進めております。私たち人類には、長い木材利用の歴史があり、古来、木材を身近な材料として使い続け、またその美しさを愛で、独特の木使いの文化を築いてきました。近現代においては、高度な加工技術の発展とともに、木材を科学的な視点からとらえる営みも起き、その歴史も 100 年を超えようとしております。しかし、木材を知り、これを使うことについて、職人と研究者との相互理解や交流は、浅く、未熟であると言わざるをえません。また昨今の、資源環境問題や住に関わる諸問題を考えるとき、今一度、人間と木との関わりを見直し、新規な価値観やものづくりの技の開拓が求められつつあると感じます。
このシンポジウムは、これらの事情を背景として、これまでの学術交流にとどまらず、日仏を基軸とする東洋と西洋の交流の軸および研究者と職人の交流の軸、の二軸において、木材利用の技と美について知見を交換し、相互理解を深めることを目的としております。本シンポジウムでは、会期中に、学術発表だけでなく、工芸家や職人による展示や実演、京都市周辺における工房や伝統木造の現場、文化財修理現場、関連研究所などの見学を企画しております。また 9 月 22 日には、一般市民も参加できる、公開シンポジウム「木工芸の技と美の東西交流」を予定しております。
本来の運営は、参加者の登録料の他に、学術団体等からの助成や寄付によって賄われております。しかしながら、海外からの工芸家や研究者などを招へいするための経費などを中心に十分な予算が確保できている状態にはなく、甚だ恐縮ではございますが、本会の意義と事情をご賢察の上、格別のご支援を頂きますようお願い申し上げます。
[会議のテーマ]:
木工芸と関連する木質の基礎科学
 木工、物性・材質、組織構造、表面処理、保存処理、非破壊検査、木質文化財 など

木材を用いた工芸や建築関連技術
指物など木竹工芸、漆、伝統木造建築、数寄屋建築、大工道具など

公開シンポジウム
『木工芸の技と美の東西交流』
日時:2016年9月22日 午後
参加費:無料で一般公開、要事前登録

講師:
キャサリン カバリエ氏(ソルボンヌ大学)
  フランスにおける日本建築の考古学的寄与
大藪 泰氏(京都市産業技術研究所)
  日本の漆産業を考える
  若い後継者が活躍するために  
渡邉 晶氏(建築技術史研究所)
  建築技術の歴史的展開の比較研究
  ユーラシア大陸の東西間の相違

・見学ツアー(必見) 京都市内および周辺の木工芸関連施設の見学
少人数のグループ見学
伝統木工芸の工房、研究所、文化財建造物の保存修理現場、町屋・社寺建築の見学

・木工芸の技、実演と展示 (準備中)

共催:日本木材学会、京都大学総合博物館
助成:笹川日仏財団
後援:日本学術振興会、京都文化交流コンベンションビューロ・京都府・京都市
   在京都フランス総領事館・フランス国立極東学院、京都市産業技術研究所、京都大学
協賛:永大産業株式会社、ナイス株式会社、株式会社 堀場テクノサービス
   国際木文化学会 (International Wood Culture Society)
※(協賛募金を募集しております くわしくはこちら)
http://woodscicraft2016jp.blogspot.jp/p/home.html
開催概要はこちら
https://drive.google.com/file/d/0BxXqqy0Eeh34SnQ3X3kwdUs2QW8/view

講師・図書:『日本の木と伝統木工芸』
『日本の木と伝統木工芸』

著:メヒティル・メルツ
訳:林裕美子
発行:海青社
定価:(本体3,200円+税) B5・226p+カラー9p
冊子版・2016年9月14日発売予定
978-4-86099-322-1
ダウンロード版 PDF版・2016年9月15日発売予定 ※eStoreで販売
定価:(本体3,200円+税)
978-4-86099-973-5
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日本の伝統的木工芸における木材の利用法を、職人への聞き取りを元に技法・文化・美学的観点から考察。ドイツ人東洋美術史・民族植物学研究者による著書の待望の日本語訳版。日・英・独・仏4カ国語の樹種名一覧表と木工芸用語集付。
[主要目次]
序  章
第1章 木材の基礎知識
1.1. 樹木と木材の名称
1.2. 木材の構造
1.3. 木材の切断面
1.4. 木の表面
1.5. 木の性質
第2章 日本の伝統的な木工芸
2.1. 指  物
2.2. 彫物・彫刻
2.3. 挽  物
2.4. 曲  物
2.5. 大  工
第3章 木工関係者が使う木材名
3.1. 日本の木材名
3.2. 樹木名と木材名
3.3. 工芸家による木材の区別
第4章 伝統木工芸の技術
4.1. 木の選定
4.2. 木材の乾燥
4.3. 木 取 り
第5章 伝統木工芸の文化的側面
5.1. 国産材指向
5.2. 木の霊的な側面
5.3. 木が有する象徴性
第6章 伝統的木工芸の美的側面
6.1. 大きな視点から見た木材の全体的な美しさ
6.2. 木の美しさを高める技術
6.3. 茶道具が放つ木の静かな美しさ
6.4. 美しさを超えて
著者あとがき
参考文献
付  録
付表 1 日本の木材、樹木、植物(名称、大きさ、生育地)
付表 2 本書で取り上げた樹木と植物の学術的名称
付表 3 物理特性と加工特性
付表 4 木材と木工芸 用語一覧
索  引
訳者あとがき
[執筆者紹介]
メヒティル・メルツ(Mechtild Mertz)
ドイツとフランスで木製家具の製造や修復、東アジア美術史(修士)、日本語、木材解剖学を学んだあと、日本の伝統木工芸の研究のために来日して工芸家から聞き取り調査をおこなう。この成果を論文にまとめて民族植物学の博士号を取得した。現在はパリの東アジア文明研究センター(CRCAO)の研究員。
主な著書:『Wood and Traditional Woodworking in Japan(第2版)』(海青社)
林 裕美子(Yumiko Hayashi)
信州大学理学部大学院修士課程修了(生物学専攻)。HAYASHI英語サポート事務所(個人事務所)を運営するかたわら、森林保全(てるはの森の会)、水環境保全(水生昆虫研究会、日本自然保護協会)、ウミガメ保護(宮崎野生動物研究会)、砂浜保全(ひむかの砂浜復元ネットワーク)などの活動にたずさわる。主な著書:訳書『ダム湖の陸水学』(監訳、生物研究社)『水の革命』(監訳、築地書館)『砂―文明と自然』(築地書館)。



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