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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻15740号 2020年6月5日
『五十八さんの数寄屋』 『五十八さんの数寄屋』

著:藤森照信、田野倉徹也
発行:鹿島出版会
定価:(本体3,400円+税)A5・196p
978-4-306046771
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伝統的数寄屋を近代化し、近代数寄屋を生み出した吉田五十八の設計作法を、最晩年の住宅作品・岸信介邸を中心にひもとく。
「私はまず、数寄屋建築の近代化から手をつけてみようと考えたのであります」(吉田五十八)なぜ、吉田は、日本の伝統的住宅様式である書院造と数寄屋造のうち、後者の近代化にのみもっぱら取り組んだのか。――藤森照信[序章より]
時代を経るうちに茶湯から少しずつ離れ、「“崩し”としての数寄屋」だけが意匠として独立する流れがあったように思える。炉の切られていない家、茶を嗜まない主人の家、茶湯とは関係のない建物でさえ、数寄屋造と呼ばれうることに注意しなくてはならない。そこに共通するものは何であろうか。――田野倉徹也[本文より]
[目次]
序章 建築史上の吉田五十八
 再録・近代数寄屋住宅と明朗性(吉田五十八)
 [吉田五十八の普請物語]
第1章 吉田五十八の数寄屋
 1、近代数寄屋の巨匠
 2、吉田五十八の建築思想
 3、吉田五十八の設計施工
 4、建築家と大工棟梁との距離
第2章 数寄屋の近代化にこめたもの――岸邸を中心に
 岸信介邸の概要
 実例1 柱のはなし
 実例2 屋根のはなし
 実例3 天井のはなし
 実例4 大壁1――法規制
 実例5 大壁2――木割
 実例6 建具のはなし1――引込戸と荒組障子
 実例7 建具のはなし2――部屋の主と従
 実例8 布と新建材
 実例9 照明のはなし
 実例10 様式のはなし 
第3章 吉田五十八の茶室 
 1、小林古径邸(1934 年)
 2、加藤邸(1940 年)
 3、吉田五十八自邸(1944 年)
 4、北村邸(1963 年)
 5、猪股邸「勁松庵」(1967 年)
 6、万国博覧会松下館内「万松庵」(1970 年)
第4章 平成吉田五十八考
Appendix 対談「吉田五十八の仕事」藤森照信×田野倉徹也



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