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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻15629号 2020年4月22日
『建築の東京』『建築の東京』

著:五十嵐太郎
発行:みすず書房
定価:(本体3,000円+税)四六・232p
978-4-622-08895-0
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2013年9月、東京オリンピック開催が決まるや前年のコンペで選出されていた新国立競技場ザハ・ハディド案がメディアで騒がれるようになり、2015年7月には安倍首相が「白紙撤回」を表明、同年末のデザインビルド方式の再コンペで隈研吾+大成建設案が採用されるにいたった。2016年8月、就任直後の小池都知事は目前に迫っていた中央卸売市場の移転延期を決定するも、その後は迷走を重ね、豊洲「安全宣言」を経て築地は五輪開催期間限定の輸送拠点と定められた。メインか副次的かの違いはあれ、いずれも来るべきものの具体的青写真が不明瞭なまま、はじめにスクラップ&ビルドありきで既存施設がさっさと解体されたという印象は拭えない。
平成から令和へ。オリンピックを前にして東京はいかに変貌したか?一貫して都市の「メタボリズム」を重視し「すぐれた建築が壊されるとしても、その後に志のある建築がつくられるなら必ずしも反対しない立場」をとる著者が近過去に登場した建築=景観、丹下健三・岡本太郎以後の建築家・アーティスト双方による東京計画・未来都市の系譜、各種メディアのなかの東京を検証する。
[目次]
第1章 アート的な想像力による東京革命
第2章 保守化する東京の景観
第3章 建築家の東京
第4章 2019年の東京湾岸と想像された未来
第5章 ブランド建築が勃興した平成の東京
第6章 変貌する表参道と安藤忠雄
第7章 皇居に美術館を建てる
第8章 オリンピックは都市を変えるのか
第9章 「メイド・イン・トーキョー」のゆくえ
あとがき



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