HP内の目次へ・検索もできます! 『ホロコーストとポストモダン』 -歴史・文学・哲学はどう応答したか-

10504号       10506号   



創設 『電子図書館』
建築関係図書(古文書) 建築関係図書(現代本) 一般書関係図書 CADデジタルデーター館

京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻10505号 2013年11月7日

『ホロコーストとポストモダン』
-歴史・文学・哲学はどう応答したか-

著:ロバート・イーグルストン
共訳:田尻芳樹、太田晋
発行:みすず書房
定価:(本体6,400円+税)
四六・608p
978-4-622-07793-0

送料をお選び下さい!★タイトル・著者・発行所・定価・ISBN等をコピーして下さい・★ご購入フォーマットのご注文書籍名に貼り付け下さい!

 ◆簡単メールご注文(E-mail)から。
ホロコーストはどう語られ、記憶されるべきか? 人類史上最悪のこの出来事は歴史学、文学、哲学を一変させ、その衝撃は今なお続く。生き残った人の証言、ホロコーストを題材にしたフィクション、歴史論争、哲学。それらを「読む」とは、どのような営為だろうか。
さまざまな形で語られるホロコーストの記憶を標準化してしまう「把握の形而上学」に抵抗するのがポストモダニズムだと著者は言う。証言と記憶、個人と共同性、人間の概念、そして真実とは何か。ホロコーストという出来事に取り組むその行為において、一体何が行なわれているのかが検証されなければならない。
プリーモ・レーヴィ、エリ・ヴィーゼル、ホルヘ・センプルン、レヴィナス、サウル・フリートレンダー、デリダ、アガンベン…。膨大なホロコーストへの応答を明晰に読み解き、直接体験していない大量死の記憶をいかに継承するかを問う。
[目次]
序論 ホロコーストとポストモダン
〈第一部 読むこととホロコースト〉
第一章 「他の書物と同様の仕方で読んだり消費したりしてはならない」――同一化と証言というジャンル
第二章 経験の痕跡――証言のテクスト
第三章 「忠実でかつ懐疑的、近くかつ遠く」――記憶、ポスト記憶、同一性
第四章 ホロコースト読解――1990年から2003年までのホロコースト・フィクションにおける記憶と同一化
〈第二部 ホロコーストのメタヒストリー〉
第五章 歴史主義に抗して――歴史、記憶、そして真実
第六章 「脚注なら野蛮でないと言えるだろうか」――
 サウル・フリートレンダーの仕事における歴史、記憶そしてホ
ロコーストの真実
第七章 「何が歴史的説明を構成するのか」――ゴールドハーゲン/
 ブラウニング論争におけるメタヒストリーと歴
史的説明の限界
第八章 否定論のメタヒストリー――アーヴィング/リプシュタット裁判とホロコースト否定論
〈第三部 ホロコーストの痕跡〉
第九章 汲み尽くせぬ意味、消去しえぬ声――レヴィナスとホロコースト 
第十章 哲学の灰、灰の哲学――デリダとホロコーストの痕跡
第十一章 理解の限界――加害者の哲学と哲学的歴史
第十二章 ポストモダン、ホロコースト、人間の限界
結論
謝辞
訳者解題 ホロコースト×ポストモダン
訳者あとがき
引用文献の省略表記
主要参照文献
原注
索引
[著訳者プロフィール・ロバート・イーグルストン Robert Eaglestone]
1968年生まれ。ウェールズ大学で博士号取得。現在、ロンドン大学ロイヤル・ホロウェイ校英文学科教授。ロンドン大学ホロコースト研究所元所長。専攻は現代文学、現代思想、ホロコースト研究。 単著にEthical Criticism: Reading After Levinas (1997)、Doing English: A Guide for Literature Students (1999)〔『「英文学」とは何か』(研究社、2003)〕、Postmodernism and Holocaust Denial 〔『ポストモダンとホロコーストの否定』(岩波書店、2004)〕、 Contemporary Fiction (2013)。Routledge Critical Thinkers Series (44 vols.)〔『シリーズ 現代思想ガイドブック』(全12巻、青土社、2005-2006)〕の総編集を務めている。



DAIRYUDO SHOTEN Co.,Ltd  TEL:075-231-3036 FAX:075-231-2533