HP内の目次へ・検索もできます! 『芸術新潮 2013年8月号』-生誕100年記念大特集 磯崎新が読み解く知られざる丹下健三-

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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻10299号 2013年7月27日

『芸術新潮 2013年8月号』
-生誕100年記念大特集
 磯崎新が読み解く知られざる
丹下健三-

編集・発行:新潮社
特別定価:1,500円(本体1,429円+税5%)
A4・176p

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国立代々木競技場、大阪万博会場、新旧ふたつの東京都庁舎……時代を画した数々の名建築を生み出し、「世界のタンゲ」と呼ばれたニッポン最大の建築家・丹下健三(1913〜2005)。その未発表史料が、ついに誌上初公開!
新進気鋭の建築家として活躍し始める1940年代から、丹下建築がひとつの頂点をなした1970年までの、書簡類、スケッチ、本人撮影の写真などなど、膨大な新史料をもとに、丹下の弟子として共に活動した磯崎新が巨匠の実像を浮かび上がらせます。
はじめに……
丹下健三の新しい遺品
【文】太田佳代子[おおた・かよこ 展覧会オーガナイザー、編集者]
歴史は生モノだ。桐の箱にしまっておく骨董品ではない。思いがけないことから、あるいは執念の追究によって、ちょっとした発見が生じ、それが歴史のディテールを修正し、ときには史実そのものを書き替えたりする。
人は忘れっぽくて都合のいい生きものだ。単純化(抑圧)された記憶が歳月の経過とともに意味を変え、変形していく。だから、不断の発掘調査と考察のしなおしが必要になる。丹下健三という、20世紀の日本に登場した世界的な建築家の、私たちは何を知っているだろうか? 彼について共有されている「歴史」とは?西新宿に聳える東京都庁のタワー。大阪万博のお祭り広場。東京オリンピックのために建てられた国立代々木競技場。そして広島の平和記念公園とその中央に配置された平和記念資料館と原爆死没者慰霊碑。丹下がこれらをデザインした人であることはまあ一般常識だろう。でも、こういう地図に載るような建物を軒並み任された人であっただけに、人間としてオフィシャルでフォーマルなイメージだけが残り、こんどはそれが丹下という建築家の固定観念ないし偏見さえ増幅させているように思えるのだ。
丹下が生まれて百年目にあたる今年、建築家としてのキャリアの前半にあたる部分、つまり1970年の大阪万博以前の史料が公開されることになった。それは私たちの丹下の記憶に新しい方向から光を当て、事実関係の襞を照らし出すという、貴重な情報性をもつ。



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