HP内の目次へ・検索もできます! シリーズ 人と風と景と 『吉村元男の「景」と「いのちの詩」』

10255号       10258号



創設 『電子図書館』
建築関係図書(古文書) 建築関係図書(現代本) 一般書関係図書 CADデジタルデーター館

京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻10257号 2013年7月8日

シリーズ 人と風と景と
『吉村元男の「景」と「いのちの詩」』

写真・文:吉村元男
発行:京都通信社
定価:1,470円(本体1,400円+税5%)
A5・84p
978-4-903473-71-0

★送料をお選び下さい。  ■webからご注文サイト・書名等をコピーしてペースト下さい。

 ◆簡単メールご注文(E-mail)から。
本書に登場する四つの作品に従事できたことは、風景造園家としてきわめて僥倖な機会に恵まれたからでした。これらの作品が今日までも美しく、いのちの輝きを増しながら、ほぼ設計当時の趣意が保たれ、維持管理され、着実に成熟していることに、それらを訪れるたびに感激し、それらのいのちに感謝の念を禁じえないでいます。
庭園は生命の集合体でできた風景で、人間の赤ちゃんと同じ出発点から始まります。その生命の集合体は、草花、樹木、昆虫、鳥、魚、そして土の中の計りしれない数のバクテリアなどのいのちが互いに絡みあって、一つのたくましい調和のリズムを生み出し、成長してゆくのです。
その軌跡は、数多くの人びとの知恵と技と情熱によって導かれたものです。庭園が幾多の風月をへて俗の垢を吸い取り、浄化する力をもって成長してゆくことは、それ自体がいのちの奇跡です。万博記念公園の40年を超える奇跡に歓喜の涙が溢れます。
風景は時代とともに移り変わります。千里丘陵の300ヘクタールの田園・竹林を破壊して開催された1970年の日本万国博覧会の多くのパビリオンは、半年の寿命で破壊されました。その跡地に博覧会開催を記念する公園が誕生しました。自然破壊、パビリオン建設と破壊、そして万博記念公園の自然再生。丹下健三氏の「お祭り広場」の大屋根が取り払われ、岡本太郎氏の「太陽の塔」が残され、その間に万博の森がすくすく育ってきました。万博記念公園は、二度の破壊への鎮魂の風景です。(吉村元男)
[目次]
中くらいの自然・・・3
森に囲まれた平坦で広い空地・・・4
いのちを育み、つなぐ水辺と水面・・・8
奇跡の沼が、いのちをつなぐ・・・10
天と地をつなぐ垂直の庭園・・・12
超高層建築の下の、新しい伝説・・・14
つながり、むすびあい、溶け込む風景・・・16
白鳥庭園・・・18
せめぎあう水辺/水面に浮かぶ/汐入の庭に込められた宇宙
大阪府立国際会議場 葦原の庭・・・24
暗闇を引き裂く/合理の葦の森
新梅田シティ 中自然の森・・・30
都市の始まりの水/抱かれた地球/ビルの断層/九条の水滝/滝の向こうから/石畳の下の饗宴/四角・丸・三角/逆流の滝
万博記念公園 自然文化園・・・46
万博の森/人間がつくった森/重なる木々たちの森/地上数十センチに浮かぶ長ベンチ/ススキのあいさつ/森と人間と水の大蛇/滝がつたえたいこと/飛び石は、水面に浮いている/赤褐色の時空を超えて/浅瀬の出会い/錠前と鍵の風景/ふたつがみっつ/森の空中回廊で、子どもたちは猿になる/森の空中回廊で、子どもたちは鳥になる
設計資料・データ・・・74



DAIRYUDO SHOTEN Co.,Ltd  TEL:075-231-3036 FAX:075-231-2533