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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻9607号 2012年10月18日


『世界遺産条約40周年市民シンポジウム』

日時:2012年11月4日(日)13:00─17:00

場所:コープイン京都
〒6048113
 京都市中京区柳馬場通蛸薬師上る井筒屋町411
 TEL:075-256-6600

参加費:無料
 ※会場でカンパをお願いします。

シンポジウムの運営・主催:
 市民シンポジウム実行委員会
[内容]
1.基調報告 シンポの主旨説明等 
 片方信也氏(三都市民共同フォーラム実行委員会代表・日本福祉大学教授)
2.記念講演
 鈴木博之氏(青山学院大学教授、東京大学名誉教授) 上野邦一氏(奈良女子大学名誉教授)
3.各地からの報告 鞆の浦、平泉、奈良、京都、鎌倉からの現状報告
4.パネルディスカション 会場の参加者との意見交換を含む
5.まとめ・集会決議採択
司会・コーディネータ 中林浩氏(神戸松蔭女子学院大学教授)
事務局(連絡先):三都市民共同フォーラム京都実行委員会 事務局長:中島晃(弁護士)
京都市中京区烏丸二条下ル西側ヒロセビル2階 市民共同法律事務所内
TEL:075-256-3320 FAX:075-256-2198
「世界遺産条約40周年及び日本の条約批准20周年記念市民シンポジウムの開催のよびかけ」
1972年11月、パリで開催された第17回会期ユネスコ総会において、世界遺産条約(正式名称「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」)が採択されてから、今年で40年を迎えます。そこで、条約40周年を記念した国際会合(ユネスコ主催)が今年11月、京都で開催され、これをうけて世界遺産「古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)」の関係自治体等のトップによる「世界遺産条約40周年記念事業京都実行委員会」が結成されています。
我が国における世界遺産条約への加盟や各地の遺産登録の経過を見ると、その背景には、多くの市民の自主的な取り組みと運動があったことを見逃すことはできません。例えば、1990(平成2)年10月、京都で、「古都・歴史都市 奈良・京都・鎌倉の歴史的遺産と景観を守る三都市民共同フォーラム」が開催され、そこで採択された「京都宣言1990」のなかで、日本政府に対して、「世界遺産条約」を早期に批准するとともに、奈良・京都・鎌倉の三都を「世界遺産」として認め、その保全のために最大の努力をすることを求めています。
こうした取り組みのうねりにおされるように、日本は、1992(平成4)年6月に125番目の条約締結国となり、1994(平成6)年に「古都・京都の文化財」が、1998(平成10)年に「古都・奈良の文化財」が世界遺産に登録され、また「武家の古都・鎌倉」は現在、世界遺産登録に向けた作業が進められています。
以上の経過から明らかなように、世界遺産条約が目的とする人類の共有すべき「顕著な普遍的価値」を待つ遺産の保護・保存と、これらの遺産を将来の世代に伝達していくためには、市民の自主的、主体的な取り組みと運動が不可欠であり、それを抜きにして、世界遺産条約がその目的を達成し、実効を確保することはできないといっても過言ではないと考えます、
こうした視点から、私たちは、世界遺産条約40周年にあたって、今回京都で開催される国際会合やそれにともなう記念行事が、市民に開かれたものになることを何よりも望むともに、私たち自身の手で条約40周年を記念して、下記のとおり市民シンポジウムを開催することにいたしました。
市民の皆さんが、この市民シンポジウム開催の趣旨をご理解いただき、一人でも多くの方々がこのシンポジウムに参加されるとともに、シンポジウムの成功のためにともに力をあわせてくださることを心からよびかけるものです。



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