HP内の目次へ・検索もできます! 竹中道具館巡回展 『数寄屋大工』 -美を創造する匠-  参考図書

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『数寄の匠 技を語る』中村 昌生氏講演会

京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻9411号 2012年7月29日
竹中道具館巡回展
『数寄屋大工』-美を創造する匠-


■東京会場
◆日時:2012年8月20日(月)〜9月29日(土)
  10:00─18:00(最終日17:00)
休館日:日曜・祝日
場所:Gallery A4(ギャラリーエークワッド)
〒136-0075 東京都江東区新砂1-1-1
竹中工務店東京本店1F
主催:公益財団法人 竹中大工道具館
共催:一般財団法人 ギャラリーエークワッド

■神戸会場
◆日時2012年10月6日(土)〜11月18日(日)
  9:30─16:30(入場16:00)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
場所:竹中大工道具館
〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-18-25
 TEL:078-242-0216
入館料:一般300円 大・高生200円 小・中生100円
主催:公益財団法人竹中大工道具館
後援:神戸新聞社

■名古屋会場
◆日時:2012年11月23日(金)〜12月28日(金)
  9:30─17:00(入場16:30)

休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
場所:産業技術記念館特別展示室
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入場料:無料(常設展は別途入館料が必要)
主催:公益財団法人竹中大工道具館
共催:産業技術記念館、中日新聞社
協力:株式会社大塚竹材店、株式会社嵯峨藤本畳店、株式会社千本銘木商会、株式会社松村泰山堂、株式会社丸二、株式会社水澤工務店、株式会社安井杢工務店、京都工芸繊維大学美術工芸資料館、財団法人京都伝統建築技術協会、佐藤左官工業所、中村外二工務店、原田銘木店、平田建設株式会社、有限会社松文商店
伝えたい、受け継がれてきた和の美意識と技
和の要素を現代風に再構成した「和モダン」のデザインが近年注目を集めています。しかし基本となる和の建築デザインを学ぶ機会は意外と少なく、なかでも上質なデザイン要素が多く詰め込まれている数寄屋建築は敷居が高く、取っつきにくいというイメージが強いのではないでしょうか。
本展覧会では数寄屋建築をつくりあげている様々な要素を解体して、職人達がどこにこだわり、上質を追求しているのかを、総合デザイナーである数寄屋大工棟梁の視点を通して解説します。
会場には実寸大の茶室構造模型を設置し、工事中しか見ることのできない数寄屋大工の技の数々を解説します。あわせて銘木や竹、畳、土壁、建具、金具など数寄屋に関わる職人が製作した美しく繊細な製作物を紹介するほか、名人と呼ばれた棟梁本人が使用した道具や図面なども展示いたします。
研ぎ澄まされた職人達の美意識と技を理解することができる絶好の機会です。どうぞお見逃しなく。
[数寄屋大工とは?]
日本が世界に誇る数寄屋のデザイン。それは千利休や古田織部に代表される茶人たち、あるいは離宮を造営した貴人たちによって発案され、長きにわたり醸成・洗練されてきたものです。これら繊細な感性を持った人々のアイデアを高度な技術をもってカタチにしてきたのが大工を初めとする数寄屋の職人衆でした。数寄屋のデザインが様式化され、茶人たちの意識が茶器や作法に傾倒するようになると、建築材料の扱いに長けた数寄屋大工たちが江戸時代後半から活躍するようになります。
[イベント]
【東京会場】こども向けワークショップ「起こし絵図をつくろう」(8/25)
【神戸会場】ワークショップ「茶席土壁のつくり方」(10/8)
【名古屋会場】ワークショップ「茶席土壁のつくり方」(11/24)
【名古屋会場】ワークショップ「茶席土壁のつくり方」(12/8)
【名古屋会場】こども向けワークショップ「起こし絵図をつくろう」(12/15)
◆こども向けワークショップ『起こし絵図をつくろう─立体図面に挑戦!』
「起こし絵図」は、図面が書かれた和紙を組み上げて、建築を立体的に表現する簡易模型です。
日本では古く桃山時代頃からつくられていました。今回のワークショップでは展示室内に設置
された茶室の起こし絵図を組み立て、着色して世界にひとつだけの作品に仕上げます。3次元
のものを2次元に分解して考える建築の考え方を学ぶことがでる絶好の機会です。
日時:2012年8月25日(土) 13:30─15:30
場所:竹中工務店東京本店1F特設会場
解説:竹中大工道具館 職員
定員:20名(事前申込制)
対象:小学校4年生〜中学校3年生
お申込締切日:2012年8月1日(水)
お申込方法:ウェブメールでお申込み

往復ハガキでお申込み:往復ハガキに下記事項をご記入の上お申込みください。
〔往信用裏面〕 イベント名、氏名(フリガナ)、郵便番号、住所、 電話番号、性別、生年月日
〔返信用表面〕 宛先にご自身の氏名・郵便番号・住所をご記入ください。
裏面は参加証を印字しますので未記入のこと。
〔申 込 先〕 〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-18-25
竹中大工道具館 「数寄屋大工展イベント」係
※ハガキ1通につき2名様のみの申し込みとさせていただきます。
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※ご参加の可否や当日の集合場所などの詳細は締切日以降にご連絡いたします。
※ご記入いただいた情報は厳重に管理し、企画展記念イベント以外の目的には 使用いたしません。
◆実演『数寄屋大工の技にせまる』
普段は見ることのできない数寄屋大工の仕事を関東の老舗・水澤工務店の大工に実演していただきます。また、参加者の一部の方々には網代天井や下地窓編みなど、数寄屋独自の技を体験していただきます。
日時:2012年9月1日(土)13:30─15:00
場所:竹中工務店東京本店1F特設会場
実演:水澤工務店
定員:適宜(申込不要)
入場料:無料
◆シンポジウム『近代数寄屋を次世代にへ─伝統の継承と革新を語る』
伝統の数寄屋建築に近代的な工法や材料を応用するなかで編み出されてきた「近代数寄屋」。
この「近代数寄屋」が目指したものとはなにか、その美意識とは?近代化する過程での苦労、建築家と職人の協働、そしてこの文化を次世代にどのように受け継いでゆけば良いのかなど、吉田五十八の高弟として時代を切り拓いてきた建築家・今里隆氏を中心に、数寄屋大工、銘木師それぞれの立場からお話いただきます。
日時:2012年9月7日(金)18:00─20:00
場所:竹中工務店東京本店2階ABホール
講師:今里隆(杉山隆建築設計事務所・建築家)西村晃義(水澤工務店・大工棟梁)志村誠治郎(志村商店・銘木師)
入場料:先着200名(申込不要)
入場料:無料
◆見学会『三渓園にみる数寄屋の美』
数寄屋建築は本来、緑に囲まれた爽やかな空間でこそ本領を発揮するものです。
見学会では「東の桂」と称賛されてきた三渓園の名茶席を訪れ、展覧会で取り上げた数寄屋の匠たちの技が、実際の建物のなかでどのように発揮されているかをご覧いただくとともに、数寄屋建築の醍醐味である「建築と庭の見事な融合」をご堪能いただきます。
【東京会場】見学会「三渓園にみる数寄屋の美」(9/15)
【神戸会場】見学会「北村美術館 四君子苑−数寄屋の伝統と近代」(10/27)
【名古屋会場】見学会「如庵と暫遊荘」(12/8)

日時:2012年9月15日(土)13:30─16:00
見学先:三渓園 臨春閣、聴秋閣、春草廬(横浜市中区)
定員:30名(事前申込制)
参加費:400円(入園料込)
お申込締切日:2012年8月14日(火)
お申込方法: ウェブメールで申込み

往復ハガキで申込み
往復ハガキに下記事項をご記入の上お申込みください。
〔往信用裏面〕イベント名、氏名(フリガナ)、郵便番号、住所、 電話番号、性別、生年月日
〔返信用表面〕宛先にご自身の氏名・郵便番号・住所をご記入ください。
         裏面は参加証を印字しますので未記入のこと。
〔申込先〕 〒650-0004 神戸市中央区中山手通4-18-25
竹中大工道具館 「数寄屋大工展イベント」係
※ハガキまたはメール1通につき1名様のみの申し込みとさせていただきます。
※応募者多数の場合は抽選とさせていただきます。
※ご参加の可否や当日の集合場所などの詳細は締切日以降にご連絡いたします。
※ご記入いただいた情報は厳重に管理し、企画展記念イベント以外の目的には使用いたしません。
[関連図書]
・「折り紙の規矩」の斬新な入門書です。木工技能者研修(普通コース)『扇椽規矩術』
 著:持田武夫((財)京都伝統建築技術協会 理事)
 発行:大龍堂書店 定価:5,000円(本体4,762円+税5%) A4(A3図面2つ折)46p

・『日本建築古典叢書』 発行:大龍堂書店

・墨水書房版茶室おこし絵図展図録『茶室おこし絵図の魅力』
 監修:福井大学 発行:福井新聞社

・楽しく作り空間を読む『起し絵図建築』
 著:西和夫 発行:彰国社 定価:2,520円(本体2,400円+税5%)



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