HP内の目次へ・検索もできます! 重要文化財「大工頭中井家関係資料」『初公開「大坂の陣と大坂城・四天王寺・住吉大社の建築」
          世界遺産を つくった大工棟梁―中井大和守の仕事(Ⅱ)』 
+講演会

9206号      9208号


京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻9207号 2012年5月3日


重要文化財「大工頭中井家関係資料」

『初公開「大坂の陣と大坂城・四天王寺・
住吉大社の建築」世界遺産を つくった大工棟梁―
中井大和守の仕事(Ⅱ)』


日時:2012年4月20日(金)~5月20日(日)
 10:00─17:00(入館16:30)

会期中の休館日:4月24日、5月8日・15日
場所:大阪くらしの今昔館
〒530-0041 大阪市北区天神橋6-4-20
 TEL: 06-6242-1170
入館料:
企画展のみ300円
一般:常設展+企画展800円(団体700円)
学生:常設展+企画展500円(団体400円)
主催:大阪市立住まいのミュージアム
 「大阪くらしの今昔館」
拡大PDF700KB中井家は、江戸時代を通して幕府の京都大工頭を世襲した家柄で、初代の正清、2代の正侶、3代後見の正純、3代の正知が大和守に任ぜられた。中井家は上方(五畿内及び近江の6カ国)における公儀作事、すなわち御所、幕府関係の城郭、代表的な寺社などの建築工事を家職としていた。中井家に伝来する資料には、これらの建物の造営に関する書状、各種の建築指図、配下の大工組織、そして中井家歴代の事績を示す文書などが含まれており、近世建築史を解明する上で、きわめて貴重な資料とされている。
大阪市立住まいのミュージアムでは、平成18年以来、中井家13代目にあたる中井正知氏のご参画を得て、中井家資料の全容解明に取り組み、膨大な資料を分類整理して目録を作成し、中井家資料の学術的な価値を明らかにしてきた。その結果、平成23年6月に「大工頭中井家関係資料」5,195点が国の重要文化財に指定された。
本展覧会は、近世初期の大坂を代表する建造物である大坂城、四天王寺、住吉大社を取り上げ、大坂の陣前後の動向を探るもので、新指定の重要文化財「大工頭中井家関係資料」から関連資料を厳選し、その多くは初めて公開するものである。大坂の近世史及び建築史の解明に大きく貢献するものと考えられる。なお、本展覧会は、平成20年10月に開催した「世界遺産をつくった大工棟梁―中井大和守の仕事」の続編である。
[関連イベント]
講演会:『大工頭中井家と大坂の建築』
講師:中井正知氏(中井家13代当主) 谷直樹(当館館長大阪市立大学大学院教授)
日時:2012年5月13日(日) 13:30─ (開場13:00)
場所:大阪市立住まい情報センター3階ホール
参加費:無料
定員:240名
申込期限:2012年5月10日(木)
主催:大阪くらしの今昔館(大阪市立住まいのミュージアム)
お申込先:下記のサイトの右側の申込フォームから「〒・住所・氏名・年齢・性別」を記載のうえお申込ください。
お申込み・内容詳細
郵便の場合:往復葉書に「〒・住所・氏名・年齢・性別」を記載のうえ大阪くらしの今昔館「講演係」まで。
先着順で定員に達し次第締め切りとさせていただきます。

[参考図書] 図録・発売中!
『中井大和守の仕事-世界遺産をつくった大工棟粱-』
編集:谷直樹、新谷昭夫 発行:大阪市立住まいのミュージアム (財)住宅総合研究財団
定価:1,500円(1,429円+税5%) A4変形・64p(カラー40p)



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