HP内の目次へ・検索もできます! 第78回 特集展示 『中村順平 建築芸術の探究』

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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻9185号 2012年4月25日


第78回 特集展示
『中村順平 建築芸術の探究』

日時:2012年4月4日(水)〜5月28日(月)
  9:30─17:00

※金曜日は9:30─20:00※入館は閉館の30分前
休館日:毎週火曜日

場所:大阪歴史博物館 8階
〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
 TEL:06-6946-572
観覧料:大人600円(540円) 高校生400円(360円)
 中学生・大阪在住の65歳以上の方・
 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)無料)

主催:大阪歴史博物館
後援:(社)大阪府建築士事務所協会(社)
大阪府建築士会(社)日本建築家協会近畿支部
(社)日本建築学会近畿支部(社)
今から125年前の明治20年(1887)、大阪に生まれた中村順平は、フランスのエコール・デ・ボザールに学び、日本人初のフランス政府公認建築士(D.P.L.G.)となりました。彼が留学した大正時代後半、日本では、建築を芸術よりも工学として捉える機運が優勢でした。しかし、彼はボザールで学んだ建築論や絵画的な図面表現を日本に根付かせ、また弟子たちへの教育を通して、日本における建築芸術の確立に尽力しました。本展では、精緻を極めた設計図面や思考過程をたどるスケッチ、日本独自の建築美学を追求した著書『建築という芸術』の自筆原稿などを展示します。
当館では、平成19年(2007)にも特集展示「生誕120年 大阪が生んだ異才 建築家・中村順平」を開催し、彼の経歴と作品を紹介しましたが、ここ数年で図面のCAD化や建築の構造・コスト重視が一層進み、建築の美しさや芸術的表現への関心は薄れつつあります。今回は建築芸術の探究者としての中村順平に焦点をあて、その再評価を試みるものです。中村順平の作品を通して、芸術としての建築を再考する一助にしていただければ幸いです。
[展示解説]
日時:2012年4月21日(土)、5月5日(土・祝)、5月12日(土)、5月26日(土)
いずれも14:00から(所要約30分程度)
講師:酒井一光(当館学芸員)
会場:大阪歴史博物館 8階 特集展示室内
参加費:無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
参加方法:当日直接会場へお越し下さい。
お問合せ先:大阪歴史博物館
〒540-0008 大阪市中央区大手前4丁目1-32 TEL:06-6946-572



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