学芸セミナー　『宮廷庭園　美を護る技術～修学院離宮を中心に』　関連図書

京都発大龍堂通信：メールマガジン通巻９１０７号　2012年3月31日


学芸セミナー『宮廷庭園　美を護る技術～修学院離宮を中心に』講師：川瀨昇作（宮内庁林園課専門職）　　　仲隆裕（京都造形芸術大学歴史遺産学科文化遺産コース教授）

日時：2012年4月14日（土）13：30開場 14：00─16：30 場所：学芸出版社3階〒6008216　京都市下京区木津屋橋通西洞院東入ル東塩小路町599-3 ※京都駅より徒歩約5分　お車での来社はご遠慮ください。会費：講演会：1000円定員：50名（申し込み先着順）懇親会（ご希望の方のみ）：1,000円、簡単な食事と飲み物をご用意いたします。共催：全国女性造園技術者の会、京都市造園建設業協会
四季折々に自然のなかで魅せる侘びの姿にこそ、日本庭園の美しさがあります。これまで継承されてきた庭園美の陰には、日頃の手入れと、それを支える造園技術があったのです。庭師たちは、いかにして自然の美を表現してきたのでしょうか。約40年にわたり宮内庁の庭園専門職を務めてきた川瀨昇作先生が、砂利の清掃から苔の手入れ、御所透かしの技法までを解き明かします。日頃見る機会の少ない、修学院離宮、桂離宮、仙洞御所を中心とする宮廷庭園の四季の表情と、具体的な維持管理の手法を多数の写真で紹介。また、文化財庭園の保存整備にも取り組む京都造形芸術大学の仲隆裕先生による解説も見逃せません。昨秋開催した「桂離宮　美に隠された造園技術」に続き、日本庭園の美と技術に迫る第2弾。詳細・お申込み先：
[関連図書]　『日本庭園鑑賞便覧』　『重森三玲　庭園の全貌』
『図解　庭師が読み解く作庭記』著：小埜雅章発行：学芸出版社定価：1,785円（本体1,700円＋税5％）四六・176ｐ 978-4-7615-1244-6
日本最古の作庭秘伝書『作庭記』。日本庭園に関心を持つ者の必読書であるが、用字解釈に諸説が多い。実際の作庭に役立つ解説書が必要と考えた著者が、現場での実践的知識をもとに原本や研究書を30年にわたって読み比べ、多数の図・写真と分かりやすい段落見出しを付してやさしく解説。日本庭園の新たな見方・作り方を提示。
[目次] まえがき作庭記　本文と現代語訳・註一、石立て（庭園造り）の心構え　1　庭造りの要諦二、池庭造りの留意点　2　地形に応じた池と嶋のあり方と取水・排水の方角　3　「庭」（小庭）と南庭（広庭）の地取り配分　4　嶋を設ける場合の寝殿や楽屋との関係、橋のことなど　5　池とその周辺部との取り合い　6　水中の石立て　7　池も遣水もない石立て三、池庭の構成　8　海、河、沼、水辺　9　汀　10　嶋　11　瀧石の組み方　12　瀧の勾配、瀧の高さと幅の関係　13　瀧の落ち方のいろいろ　14　瀧と不動明王四、遣水を流す　15　四神相応　16　石と水と土　17　遣水の勾配、流路　18　遣水の石の配置　19　遣水の手法―石、植栽、位置取り、幅五、石を立てる　20　石立ての準備と心得　21　地形に応じた石の立て方　22　石は力強く、堅固に　23　石立ての禁忌　24　石立ての現状六、木を植える　25　建物の荘厳―四神相応、祗薗精舎　26　種々の植栽―そのいわれと禁忌七、泉を構える　27　泉　28　作泉　29　泉と簀子のことなど八、雑部　30　楼と閣あとがき

『図説日本庭園のみかた』著：宮元健次発行：学芸出版社定価：1,995円(本体1,900円＋税5％）四六・192ｐ 4-7615-1160-5
鑑賞の術がわかると庭の楽しみが見えてくる。この本を持って名庭を訪ねよう。初めて日本庭園を巡る人、どこがよいのかわからないという人にそのみかた・見どころを平易な文章と多数の図版で解説した。洲浜、築山、雪隠など庭園を構成する要素を図解するとともに、厳選48庭園を紹介。入門書として、名庭訪問必携のガイドブックとして庭園の魅力発見を助ける。
[目次] はじめに・・本書の特徴第一章　自然風景式庭園自然風景式庭園の種類自然風景式庭園の要素池／中島／遣水／滝／橋／苑路／塀／垣／建物／借景／舟着／荒磯と洲浜／刈込み／芝生／庭木／庭石／季節的性格コラム　　　　　庭園と他界クローズアップ　庭園のバイブル『作庭記』１・・浄土式庭園 1.平等院 2.鳥羽殿遺跡 3.法金剛院 4.浄瑠璃寺 5.円成寺 6.称名寺 7.山科南殿遺跡 8.毛越寺遺跡 9.観自在王院 10.無量光院遺跡 11.白水阿弥陀堂コラム　　　　　日本文化と色彩クローズアップ　伊勢公林賢　　　　　　　　奥州平泉の庭２・・寝殿造系庭園 12.神泉苑 13.大覚寺嵯峨院 14.一乗院遺跡 15.水無瀬殿遺跡 16.金閣寺（鹿苑寺） 17.三井寺（園城寺） 18.仁和寺寝殿 19.厳島神社コラム　　　　金閣寺の再建　　　　　　　厳島神社と西欧文化３・・書院造系庭園 20.銀閣寺（慈照寺） 21.桂離宮 22.修学院離宮 23.醍醐寺三宝院 24.二条城二の丸 25.西本願寺書院・飛雲閣 26.曼殊院 27.詩仙堂 28.仙洞御所 29.小石川後楽園 30.水戸偕楽園 31.兼六園コラム　　　　　銀閣寺造営への義政の執念　　　　　　　　桂離宮の西欧手法　　　　　　　　後水尾院の人生と修学院離宮　　　　　　　　二条城と西欧文化　　　　　　　　鬼門軸の謎　　　　　　　　西本願寺と西欧手法クローズアップ　『都林泉名勝図会』　　　　　　　　九山八海石　　　　　　　　八条宮智仁親王　　　　　　　　ブルーノ・タウト　　　　　　　　金地院崇伝　　　　　　　　听（きん）叔顕啅　　　　　　　　鳳林承章　　　　　　　　小堀遠州　　　　　　　　賢庭　　　　　　　　大名庭園第二章　枯山水枯山水の特徴枯山水の前期式と後期式枯山水庭園の要素石／普陀落山／須弥山／三尊石と守護石／影向石／十六羅漢石／座禅石／楽器石／築山／野筋／方丈／平庭／借景／枯山水の塀／苔と羊歯１・・前期式枯山水 32.天龍寺 33.西芳寺（苔寺） 34.常栄寺２・・後期式枯山水 35.南禅寺方丈 36.大徳寺方丈 37.大徳寺大仙院 38.龍安寺 39.妙心寺 40.円通寺 41.南宗寺コラム　　　　　龍安寺の作庭者は？クローズアップ　石立僧と流派　　　　　　　　夢窓国師第三章　露　　地露地とは三茶匠の露地の変化桂離宮浮月の手水鉢露地の要素露地門／外露地と内露地／腰掛（待合）／雪隠／手水鉢／飛石／石灯篭／沓脱石／茶亭と茶室１・・千家の露地 42.表千家不審庵 43.裏千家今日庵 44.武者小路千家官休庵 45.堀内家長生庵 46.妙喜庵待庵２・・織部・遠州の露地 47.薮内家燕庵 48.大徳寺孤蓬庵年表参考文献・写真提供・協力おわりに［附録］　索引　　　　　訪問庭園リスト　　　　　訪問庭園マップ　　　　　仙洞御所・桂離宮・修学院離宮参観申込要領


学芸セミナー『宮廷庭園　美を護る技術～修学院離宮を中心に』講師：川瀨昇作（宮内庁林園課専門職）　　　仲隆裕（京都造形芸術大学歴史遺産学科文化遺産コース教授）

日時：2012年4月14日（土）13：30開場 14：00─16：30 場所：学芸出版社3階〒6008216　京都市下京区木津屋橋通西洞院東入ル東塩小路町599-3 ※京都駅より徒歩約5分　お車での来社はご遠慮ください。会費：講演会：1000円定員：50名（申し込み先着順）懇親会（ご希望の方のみ）：1,000円、簡単な食事と飲み物をご用意いたします。共催：全国女性造園技術者の会、京都市造園建設業協会
四季折々に自然のなかで魅せる侘びの姿にこそ、日本庭園の美しさがあります。これまで継承されてきた庭園美の陰には、日頃の手入れと、それを支える造園技術があったのです。庭師たちは、いかにして自然の美を表現してきたのでしょうか。約40年にわたり宮内庁の庭園専門職を務めてきた川瀨昇作先生が、砂利の清掃から苔の手入れ、御所透かしの技法までを解き明かします。日頃見る機会の少ない、修学院離宮、桂離宮、仙洞御所を中心とする宮廷庭園の四季の表情と、具体的な維持管理の手法を多数の写真で紹介。また、文化財庭園の保存整備にも取り組む京都造形芸術大学の仲隆裕先生による解説も見逃せません。昨秋開催した「桂離宮　美に隠された造園技術」に続き、日本庭園の美と技術に迫る第2弾。詳細・お申込み先：
[関連図書]　『日本庭園鑑賞便覧』　『重森三玲　庭園の全貌』
『図解　庭師が読み解く作庭記』著：小埜雅章発行：学芸出版社定価：1,785円（本体1,700円＋税5％）四六・176ｐ 978-4-7615-1244-6
日本最古の作庭秘伝書『作庭記』。日本庭園に関心を持つ者の必読書であるが、用字解釈に諸説が多い。実際の作庭に役立つ解説書が必要と考えた著者が、現場での実践的知識をもとに原本や研究書を30年にわたって読み比べ、多数の図・写真と分かりやすい段落見出しを付してやさしく解説。日本庭園の新たな見方・作り方を提示。
[目次] まえがき作庭記　本文と現代語訳・註一、石立て（庭園造り）の心構え　1　庭造りの要諦二、池庭造りの留意点　2　地形に応じた池と嶋のあり方と取水・排水の方角　3　「庭」（小庭）と南庭（広庭）の地取り配分　4　嶋を設ける場合の寝殿や楽屋との関係、橋のことなど　5　池とその周辺部との取り合い　6　水中の石立て　7　池も遣水もない石立て三、池庭の構成　8　海、河、沼、水辺　9　汀　10　嶋　11　瀧石の組み方　12　瀧の勾配、瀧の高さと幅の関係　13　瀧の落ち方のいろいろ　14　瀧と不動明王四、遣水を流す　15　四神相応　16　石と水と土　17　遣水の勾配、流路　18　遣水の石の配置　19　遣水の手法―石、植栽、位置取り、幅五、石を立てる　20　石立ての準備と心得　21　地形に応じた石の立て方　22　石は力強く、堅固に　23　石立ての禁忌　24　石立ての現状六、木を植える　25　建物の荘厳―四神相応、祗薗精舎　26　種々の植栽―そのいわれと禁忌七、泉を構える　27　泉　28　作泉　29　泉と簀子のことなど八、雑部　30　楼と閣あとがき

『図説日本庭園のみかた』著：宮元健次発行：学芸出版社定価：1,995円(本体1,900円＋税5％）四六・192ｐ 4-7615-1160-5
鑑賞の術がわかると庭の楽しみが見えてくる。この本を持って名庭を訪ねよう。初めて日本庭園を巡る人、どこがよいのかわからないという人にそのみかた・見どころを平易な文章と多数の図版で解説した。洲浜、築山、雪隠など庭園を構成する要素を図解するとともに、厳選48庭園を紹介。入門書として、名庭訪問必携のガイドブックとして庭園の魅力発見を助ける。
[目次] はじめに・・本書の特徴第一章　自然風景式庭園自然風景式庭園の種類自然風景式庭園の要素池／中島／遣水／滝／橋／苑路／塀／垣／建物／借景／舟着／荒磯と洲浜／刈込み／芝生／庭木／庭石／季節的性格コラム　　　　　庭園と他界クローズアップ　庭園のバイブル『作庭記』１・・浄土式庭園 1.平等院 2.鳥羽殿遺跡 3.法金剛院 4.浄瑠璃寺 5.円成寺 6.称名寺 7.山科南殿遺跡 8.毛越寺遺跡 9.観自在王院 10.無量光院遺跡 11.白水阿弥陀堂コラム　　　　　日本文化と色彩クローズアップ　伊勢公林賢　　　　　　　　奥州平泉の庭２・・寝殿造系庭園 12.神泉苑 13.大覚寺嵯峨院 14.一乗院遺跡 15.水無瀬殿遺跡 16.金閣寺（鹿苑寺） 17.三井寺（園城寺） 18.仁和寺寝殿 19.厳島神社コラム　　　　金閣寺の再建　　　　　　　厳島神社と西欧文化３・・書院造系庭園 20.銀閣寺（慈照寺） 21.桂離宮 22.修学院離宮 23.醍醐寺三宝院 24.二条城二の丸 25.西本願寺書院・飛雲閣 26.曼殊院 27.詩仙堂 28.仙洞御所 29.小石川後楽園 30.水戸偕楽園 31.兼六園コラム　　　　　銀閣寺造営への義政の執念　　　　　　　　桂離宮の西欧手法　　　　　　　　後水尾院の人生と修学院離宮　　　　　　　　二条城と西欧文化　　　　　　　　鬼門軸の謎　　　　　　　　西本願寺と西欧手法クローズアップ　『都林泉名勝図会』　　　　　　　　九山八海石　　　　　　　　八条宮智仁親王　　　　　　　　ブルーノ・タウト　　　　　　　　金地院崇伝　　　　　　　　听（きん）叔顕啅　　　　　　　　鳳林承章　　　　　　　　小堀遠州　　　　　　　　賢庭　　　　　　　　大名庭園第二章　枯山水枯山水の特徴枯山水の前期式と後期式枯山水庭園の要素石／普陀落山／須弥山／三尊石と守護石／影向石／十六羅漢石／座禅石／楽器石／築山／野筋／方丈／平庭／借景／枯山水の塀／苔と羊歯１・・前期式枯山水 32.天龍寺 33.西芳寺（苔寺） 34.常栄寺２・・後期式枯山水 35.南禅寺方丈 36.大徳寺方丈 37.大徳寺大仙院 38.龍安寺 39.妙心寺 40.円通寺 41.南宗寺コラム　　　　　龍安寺の作庭者は？クローズアップ　石立僧と流派　　　　　　　　夢窓国師第三章　露　　地露地とは三茶匠の露地の変化桂離宮浮月の手水鉢露地の要素露地門／外露地と内露地／腰掛（待合）／雪隠／手水鉢／飛石／石灯篭／沓脱石／茶亭と茶室１・・千家の露地 42.表千家不審庵 43.裏千家今日庵 44.武者小路千家官休庵 45.堀内家長生庵 46.妙喜庵待庵２・・織部・遠州の露地 47.薮内家燕庵 48.大徳寺孤蓬庵年表参考文献・写真提供・協力おわりに［附録］　索引　　　　　訪問庭園リスト　　　　　訪問庭園マップ　　　　　仙洞御所・桂離宮・修学院離宮参観申込要領