大丸京都店四条烏丸出店100周年記念 『宮沢賢治・詩と絵の宇宙』 -雨ニモマケズの心-
|
|
大丸京都店四条烏丸出店100周年記念 『宮沢賢治・詩と絵の宇宙』 -雨ニモマケズの心- |
|
![]() |
|
日時:2012年3月7日(水)〜3月19日(月)10:00─19:30(20:00閉場) ※最終日は16:30(17:00閉場)会期中無休 場所:大丸京都店・大丸ミュージアム京都 〒6008007 京都市下京区四条通高倉西入立売西町79 TEL:075-211-8111 入場料:一般800円(600円) 大高生600円(400円) 中学生以下無料。 ※( )内は10名様以上の団体 主催:大丸京都店 |
|
東日本大震災から一年近くが経過し、日本が復興をめざす中、「雨ニモマケズ」でよく知られる宮沢賢治が再び注目されています。賢治自身も、生まれる二ヶ月前にマグニチュード8.2、亡くなる半年前には、マグニチュード8.1の大地震と津波に襲われています。その生涯は、まさに天災・凶作との闘いでもあったのです。そして、理想郷をめざす苦闘の跡は、多くの詩や童話にも綴られています。 詩人であり作家である宮沢賢治(1896〜1933)は、メルヘン的で幻想的な色彩の濃い作品群を生み出し、それだけに多くの読者や芸術家に、さまざまな視覚的、聴覚的なイマジネーションを喚起させ、未曾有の大災害に襲われたいま、その賢治の描いた世界は、現在の私たちにも通じるメッセージとして響いてきます。そんな宮沢賢治の生涯と作品を、「雨ニモマケズ」の詩が直筆で書かれた手帳や、自筆の水彩画、および数多くの詩や童話作品のために描かれた、多くの作家らによる挿絵原画などを一堂に集めた展覧会を開催いたします。手帳に書かれ、死後発見された有名な詩「雨ニモマケズ」は、多くの芸術家にも愛され、昔から棟方志功や高村光太郎といった芸術家にも作品化されていましたが、昨年の東日本大震災の折にも、世界各地で開催された震災被災者への追悼セレモニーで朗読され、復興のスローガンとして掲げられることが多かったこともまだ記憶に新しいところです。このような、いまだからこそ、死後80年近く経たいまでさえも、人々の心深くに強く訴えかけてくる宮沢賢治の世界を蘇らせ、視覚的に体感し、そのメッセージに強く触れて感じていただきたいと思います。雨ニモマケズ、風ニモマケズに100年の歳月を歩み続けてきた大丸京都店烏丸出店100周年を記念する今年、宮沢賢治の心暖まる世界を展覧いたします。 |
|
|