HP内の目次へ・検索もできます!  国際シンポジウム 『建築保存の現在と未来』 -モダニズム建築をいかに継承するか-

8908号      8910号


京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻8909号 2012年1月14日

リーフレット国際シンポジウム
『建築保存の現在と未来』
-モダニズム建築をいかに継承するか-


日時:2012年2月4日(土)
10:00─13:00

 第一部「モダニズム建築の保存の諸問題」 
14:30─17:00
 第二部「建築リソースマネジメントと教育」
場所:京都工芸繊維大学60周年記念会館1階講義室
〒6068568
 京都市左京区松ヶ崎橋上町
 ※京都市営地下鉄松ヶ崎駅下車徒歩10分
入場:無料(申し込み不要)
定員:150名(当日先着順)
主催:京都工芸繊維大学大学院工芸科学研究科・
建築リソースマネジメントコース(文部科学省「組織的な
大学院改革推進プログラム」採択プログラム:
歴史的建築・資料の保存活用のための
職能教育プログラム)
近代建築の保存・再生・活用は、歴史的な遺産と共存する豊かな都市を創出し、持続可能な環境を目指すこれからの社会にとって重要な課題であり、世界各地で注目を集めています。近年我が国では、戦後建設された広島の平和記念資料館や平和記念聖堂が国の重要文化財に指定される一方で、東京と大阪の中央郵便局、京都会館などが解体の危機にさらされています。近代建築の中でもこうしたモダニズム建築は、歴史的価値の認識が高まっているものの、その保存の難しさが明らかになりつつあります。また欧米では、伝統的な組積造建築を対象として培われてきたオーセンティシティ(真正性)の概念では、モダニズム建築の保存に対応しきれないことが問題となり、新たな理念や方法が模索されています。私たちは、従来の文化財の枠組みに収まらない歴史的建築をどのように価値付け、活用していくことができるのでしょうか。文化財の概念はいかにして近現代の建築遺産にまで拡張することができるのでしょうか。また、研究・教育機関としての大学はこの課題に対してどのように貢献することができるのでしょうか。
本シンポジウムでは、アメリ力とオランダ、そして日本の近代建築の保存・活用の専門家をお招きし、建築の保存・活用をめぐる最新の考え方を紹介していただきます。その理念を踏まえて、これからの建築保存のあるべき姿、そして大学における建築保存教育のあり方や可能性について検討したいと思います。
[プログラム]
10:00〜13:00 第一部「モダニズム建築の保存の諸問題」 
14:30〜17:00 第二部「建築リソースマネジメントと教育」
講演:日英逐語通訳あり
パネリスト:テオドール・H・M・プルードン
 (コロンビア大学大学院建築・都市計画・歴史保存学部准教授/DOCOMOMO US代表)
マリー=テレーズ・ファン・トール
 (デルフト工科大学建築学部RMIT学科准教授)
ヒルキー・ゼイルストラ
 (デルフト工科大学建築学部RMIT学科准教授)
後藤治
 (工学院大学建築学部教授)
司会:
中川 理(京都工芸繊維大学大学院教授)
大田省一(京都工芸繊維大学特任准教授)
お問い合わせ先:京都工芸繊維大学文化遺産教育研究センター(担当:玉田浩之)
〒606-8585 京都市左京区松ヶ崎橋上町1番地  TEL&FAX:075-724-7652



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