HP内の目次へ・検索もできます! 『庶民の信仰−円空・木喰展』

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京都発大龍堂:メールマガジン通巻6615号 2009年10月23日

『庶民の信仰−円空・木喰展』

日時:2009年11月7日(土)〜29日(日)
10:00〜20:00

※最終日17:00閉館,入館締切:閉館30分前

場所:美術館「えき」KYOTO
〒6008555 京都市下京区東塩小路
 京都駅ビルJR京都伊勢丹7階隣接
TEL:075-352-1111

入館料:
一般800円(600円)
高・大学生600円(400円)
小・中学生400円(300円)
※(  )内は10名さま以上の団体料金

主催:京都新聞社、美術館「えき」KYOTO
天平〜鎌倉時代に進化を続けた仏像表現は、江戸時代には過去の作品を真似ることを中心とする停滞期に入ります。そんな時代、17世紀・18世紀にそれぞれ活動した造仏聖・円空と木喰は都を離れ、全国を巡る行脚僧として布教活動をしながら、独創的な仏像や神像を彫り歩きました。庶民との交流をとおして彼らが彫った木像の多くは、庶民の信仰の対象として守り伝えられてきました。円空(1632〜1695)は、荒々しくも自由奔放で力強い鑿(のみ)あとによりデフォルメされた仏像を数多く彫りのこしました。32歳で仏像を彫りはじめてから64歳で入寂するまでの30余年の間に、12万体造像したともいわれ、今までに確認された円空仏は5,340体にのぼります。一方、木喰(1718〜1810)は、表情豊かな「微笑物」と呼ばれるやわらかな笑みをたたえた丸みのある像を彫りのこし、62歳で初めて造像して以来、80歳で1千体、90歳で2千体の造像を誓願し、93歳で生涯を閉じました。現在710体余りが確認されています。
本展では、円空・木喰がたどった土地に今もなお、守り伝えられる仏像や神像と資料、約200点をとおし、時代を超えて人々を魅了する2人の造形をご紹介いたします。



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