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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻11909号 2015年11月30日
『寺院消滅』 -失われる「地方」と「宗教」-
『寺院消滅』
-失われる「地方」と「宗教」-


著:鵜飼秀徳
発行:日経BP社
定価:(本体1,600円+税) 四六・288p
978-4-8222-7917-2
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「宗教が衰退しているのは、死に対する意識が変化しているから、と私は見ている。葬儀を行わず、墓をつくらない人が増えているのは、死に対する意識の変化だ。生のみを追及して、死は無意味であるという発想は間違いだと思う」
――作家・元外務省主任分析官 佐藤優(本書「解説」より)
「坊主丸儲け」「寺は金持ち」というイメージは強いが、日本のお寺は、かつてないほどの危機に瀕している。菩提寺がなくなり、お墓もなくなってしまった――。こんな事態が現実になろうとしている。
中でも地方のお寺の事態は深刻だ。高齢化や過疎は檀家の減少につながり、寺の経営を直撃する問題となっている。寺では食べていけないことから、地方の寺では、住職の跡継ぎがいない。しかし、寺は地域住民の大切なお墓を管理しなければならないため、簡単に廃寺にしたり、寺を移転したりすることはできないのが現実だ。一方、都会で働くビジネスパーソンにとって、お寺やお墓は遠い存在であり、お寺との付き合いは「面倒」で「お金がかかる」ばかり。できれば「自分の代からはもう、お寺とは付き合い合いたくない」と、葬儀は無宗教で行い、お墓もいらない、散骨で十分という人も増えている。経営の危機に瀕するお寺と、お寺やお墓はもういらないと言う現代人。この問題の根底には、人々のお寺に対する不信感が横たわっている。僧侶は、宗教者としての役割を本当に果たしてきたのか。檀家や現代人が求める「宗教」のあり方に応えることができているのか。地方崩壊の根底に横たわる寺の消滅問題について、日経ビジネスの記者が全国の寺や檀家を取材し、徹底的にルポ。芥川賞作家の玄侑宗久氏らのインタビューを交えてこの問題に迫る。お寺やお墓、そして地域の縁を守ろうと必死で努力する僧侶たちの姿と、今だからこそ、仏教に「救い」を求めて集まる現代人の姿が見えてくる。
[目次]
【1章】 地方から寺と墓が消える
島を去る住職、来る住職 ある在家出身僧侶の奮闘記…長崎県宇久島
地方と都市を彷徨う墓地 福沢諭吉のミイラと改葬…東京都ほか
世界遺産の恩恵はどこへ 限界集落の空き寺…島根県石見
もう住職はいらない 空き寺で起きる仏像盗難…福島県会津坂下
再建できない被災寺院 政教分離が復興を阻む…宮城県陸前高田
絶滅寸前の尼僧 尼寺に拾われて…長野県・京都府・愛知県ほか
〔賢人に聞く 1〕 宗教は「時代遅れ」でもいい 作家 玄侑宗久氏
【2章】 住職たちの挑戦
「ゆうパック」で遺骨を送る時代
火葬場で読経10分、増える「直送」
「本当に感動する葬儀をやりたい」
多摩ニュータウンにできた“民家”寺院
企業人が仏教界を立て直し
〔賢人に聞く 2〕 25年後に35%の宗教法人が消える 國學院大学 石井研士氏
【3章】 宗教崩壊の歴史を振り返る
寺は消えてもいいのか
鹿児島が迎えた寺院・僧侶の「完全消滅」
国家と宗教の争い
戦争に加担した日本仏教
農地改革に翻弄された寺
寺がサイドビジネスに手を出す理由
〔賢人に聞く 3〕 僧侶に「清貧さ」は必要か 全日本仏教会 戸松義晴氏
【4章】 仏教教団の調査報告
浄土宗 過疎地にある正住職寺院へのアンケート
曹洞宗 宗勢調査・檀信徒意識調査
浄土真宗本願寺派 宗勢調査
日蓮宗 宗勢調査
臨済宗妙心寺派 被兼務寺院調査
≪日本仏教史≫
【解説】 作家・元外務省主任分析官 佐藤優



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