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★復刻版 POM版 温故創新(先人の知恵)シリーズ | ||||
京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻11850号 2015年10月30日 | ||||
![]() 『改撰 大工初心圖解初編 上下巻』 原本・著:猿田長司 発行年月日:明治十五年二月二十日 復刻版・編集・発行:京都普請研究会 販売:大龍堂書店 定価:(本体2,700円+税)B5・98p ![]() ![]() |
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大工初心圖解初編序 凡(およそ)此(この)書(しょ)は額留(がくとめ)を始(はじめ)として振(ふれ)漏斗(ぢゃうこ)留墨(とめすみ) 仕様(しやう)四方(しほう)轉(ころび)作(つくり)様(やう)其(その)外(ほか)軒(のき)廻(まは)り振(ふれ)隅(すみ)諸(もろもろ)の曲尺(かね)遣(つかひ)を専(もつはら)として編(へん)を撰(せん)作(さく)し賜(たま) ふ往昔(いにしへ)より編作(へんさく)も種々(しゅじゅ)有(あり)といへども實撰(じつせん)の振(ふれ)漏斗(ぢゃうご)留墨(とめすみ)ハあらずまた振(ふれ)隅(すみ)軒(のき)廻(まは)り編(へん)も有(あり)といへども振隅諸(もろもろ)の曲尺(かね)遣(つかひ)あらざるに付(つき)初心(しょしん)のために圖式(づしき)手(て)を取(とり)て引(ひく)が如(ごと)くに工(かう)師(し)猿(さる)田(だ)氏(うぢ)是(これ)を發(はつ)明(め い)し賜(たま)ふまた四方轉(ころび)物(もの)正面(しゃうめん)は四方へ轉(ころぶ)といへども隅(すみ)より見(み)るは片(かた)轉(ころび)に有之(これあり)此(この)理(り)に心得(こころへ)て作(つくる)上(うへ) は四方轉又は五方轉六方轉にても同(おなじ)理(り)方(かた)なりまた隅(すみ)木(ぎ)も陸(ろく)を元(もと)として作(つくる)上(うへ)は平(ひら)の上(のぼ)り木(き)も同様(どうやう)只々(ただただ)平(ひら)と隅(すみ)との相違(そうひ)有(ある)に付(つき)隅(すみ)の上(のぼ)り木(き)を作(つくる)も同様(どうやう)多(た)分(ぶん)の違(ちがひ)なし手(て)重(おも)にあらず匠(せう)家(か)は圖(づ)を元(もと)とする故(ゆへ) に何(いづれ)も書(しょ)にならい圖(づ)學(がく)専用(せんよう)なり |
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[目次] 改撰 大工初心圖解初編 上巻 一 額留之墨仕様圖 同 額之圖 二 振漏斗留墨仕様圖 三 振漏斗胴突墨之圖 四 脚立建地割圖 同 同四方転造圖 五 同柱又曲尺遣様 同 曲尺出様 同 貫胴突勾配 六 定規柱俸桷落懸圖 七 同桷長量様 同 垂木配付墨 八 同鼻隠向留 同 同廣小舞下端留 同 薬研樋隅伐様並留曲尺 九 一尺ニ付六寸ノ振地桷曲尺 十 同癖定規柱桷落懸 同 同懸 同伏地 十一 同振地割ヨリ各隅曲尺出様 十二 方形ニテ合掌作地棟鼻大栓圖 同 同小屋伏地 十三 同隅合掌 十四 隅合掌尻又仕様組手 同 配付合掌鼻栓止仕様 十五 同隅平合掌ノ長サ出様 同 母屋転を隅合掌に写様 同 母屋胴突隅 二様 十六 同留上端枝懸伏地 同 同組手上端枝懸伏地 十七 同隅合掌に配付穴墨仕様 十八 同垂木長さ取様 十九 大唐破風之圖 二十 同圖 改撰 大工初心圖解初編 下巻 一 一尺ニ付七寸五トノ振地桷伏地茅葺反形圖 二 同伏地並ニ桷反形取様 三 同菱定規柱桷落懸 四 同振地割 五 同垂木長さ取様並同配付伐様 六 同一の癖垂木配付又伐様 同 垂木癖木口取様 同 癖を出す伏地 七 眞曲尺木短に棒桷差口穴墨圖 八 同桷面鼻隠転墨 同 同桁より眞曲尺垂木配付 九 同鼻隠向留 同 同廣小舞下端留 同 同薬研樋隅伐様並ニ留の曲尺 十 上リ木作振隅鵯栓伏地圖 十一 同伏地 十二 同建地 十三 同上り木配付並ニ鵯栓穴 十四 同上り流れ四寸勾配方配付 十五 瓦葺反形 同 茅葺反を立水直し様 十六 茅葺留隅 十七 同上り木組合 同 同本柱に桷差口下端勾配 十八 同桷反形 十九 同井筒桁桷落懸 二十 同桷口脇墨打様 二十一 同鵯栓穴墨癖出様 二十二 同茅葺木口癖仕様 |
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