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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻11817号 2015年10月14日
Art&Event アート&イベント 『Fumihiko Maki, Maki and Associates 2015』
 -時・姿・空間 ― 場所の構築を目指して-

『建築から都市を,都市から建築を考える』

著:槇文彦
聞き手:松隈洋
発行:岩波書店
定価:(本体1,900円+税)四六・192p
978-4-00-061075-9
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[編集者からのメッセージ]
2015年は,槇文彦さんが東京で建築設計事務所を立ち上げられてから,ちょうど50年を迎える年です。この半世紀のあいだ,東京を始め,日本の都市の風景は様ざまな変化にさらされてきました。本書は,幼少期の建築体験や戦後のアメリカ生活をふくむ自身の半生をふり返りながら槇さんが,これまでどんなふうに〈建築から都市を,都市から建築を〉考えてきたのか,ゆったりと語っていただいた1冊です。ここ数年は,新国立競技場問題のキーパーソンとしても注目を集める槇さん.東京での五輪開催が決定する前の段階で,いち早く計画の問題点を指摘されたのはなぜだったのでしょうか.本書は,その提起の背景にある思想を浮かびあがらせるとともに,これからの時代に求められる「パブリック・スペース」とは一体どんなものなのか人びとに問いかけるものでもあります。
身近な街並みにひそむ〈歴史〉,空間が与える〈歓び〉――世界各地で創作を行ない,それぞれの都市の変貌を観察してきた建築家の「忘れがたい情景」には,21世紀を生きていくための示唆が詰まっています。
◆槇総合計画事務所の創立50周年を記念した展覧会
「時・姿・空間――場所の構築を目指して」がヒルサイドテラスで開催されます。

日時:2015年10月17日(土)〜11月29日(日)
休館日含め,詳細は下記ウェブサイトをご覧下さい。
http://www.hillsideterrace.com/art/151017.html
[本文より]
建築家の活動範囲は広がっていますし,ある一つの地域に深くかかわり続けることが困難になってきているのも事実です.しかし,建築はコミュニティに一つの場を与える――つまり,一種の刺激,出発点を与えることもできる存在です.そこで人びとが何かを感じて,さらにその建築環境を育てていこうというケースに発展すれば,それは,私たち建築家にとっていちばん幸福なことではないでしょうか。
[著者略歴]
槇文彦(まき ふみひこ)
建築家.1928年東京都生まれ.東京大学工学部建築学科卒業,ハーヴァード大学大学院デザイン学部修士課程修了.その後ワシントン大学,ハーヴァード大学,東京大学で教壇に立つ.現在,槇総合計画事務所代表.主な作品にヒルサイドテラス+ウエスト,岩崎美術館,スパイラル,京都国立近代美術館,幕張メッセ,慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス,風の丘葬斎場,MITメディアラボ,4WTCなど.日本建築学会賞,高松宮殿下記念世界文化賞,プリツカー賞,AIA(アメリカ建築家協会)ゴールドメダルほか受賞多数.著書に『見えがくれする都市』(鹿島出版会),『漂うモダニズム』(左右社),共編著に『応答 漂うモダニズム』(左右社)ほか。

[聞き手:松隈 洋(まつくま ひろし)]

建築史家,京都工芸繊維大学教授.1957年兵庫県生まれ.京都大学工学部建築学科卒業後,前川國男建築設計事務所に入所.2008年より現職.工学博士.専門は近代建築史.DOCOMOMO Japan代表.前川國男,A. レーモンド,坂倉準三,白井晟一,C. ペリアン,村野藤吾など多くの建築展の企画に携わる。
著書に『近代建築を記憶する』(建築資料研究社),『坂倉準三とはだれか』(王国社),『残すべき建築』(誠文堂新光社)ほか。
[目次]
I章 創生の時代――初めてのモダニズム
茶色と灰色の東京で/モダン・ライフを生きた人たち/一七歳戦後の出発/太平洋をわたって/セントルイスの夢/群造形とメガストラクチャー/コルビュジエのアドバイス/国家から資本主義へ
II章 五月革命の頃――アーバン・デザインとは何か
1964東京五輪/揺らぐエスタブリッシュメント/チームXは何にぶつかったか/メタボリズムに参加して/闊達な議論が育んだもの/スチューデント・パワーとの遭遇/建築家たちのリレー/尊厳のある一人の場所を
III章 コミュニティ・アーキテクトとしての半世紀
「スロー・アーキテクチャー」の始まり/穏やかさと多様さ/都市を育てる/効率主義の果て/ライフスタイルの変化のなかで/どんなストックを未来に託すか
IV章 メトロポリス東京の過去と未来
「奥」の発見/広場をもたなかった日本/あたらしい名所を次の世代に/アーバン・デザインの挫折/漂白される場所性/二人の学者が出会って/「定住社会」を生み出した約束
V章 「共感のヒューマニズム」へ
「建築はこれからどうなるのか」/民主主義を空間化する/「大きな船」の偉大な乗客/船旅の終わり/滅びないものとは/アートとアイロニー/空間に歓びを感じるか/メザニンのある広場人間が「建築をする」ということ   槇 文彦
普遍性と倫理――槇文彦がパブリック・スペースに求めてきたもの   松隈 洋
あとがき(槇文彦) 



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