HP内の目次へ・検索もできます!  『栗原邸 継承のための一般公開』-旧鶴巻邸/本野精吾設計/1929年竣工/国・登録有形文化財-

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  京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻18444号 2023年4月28日
  『栗原邸 継承のための一般公開』
-旧鶴巻邸/本野精吾設計/1929年竣工/国・登録有形文化財-
 
PDF『栗原邸 継承のための一般公開』-旧鶴巻邸/本野精吾設計/1929年竣工/国・登録有形文化財-
日時: 2023年5月27日[土] 28日[日] 6月3日[土] 4日[日]10:00~17:00
会場:栗原邸
〒607-8403 京都市山科区御陵大岩17-2
※京都市営地下鉄東西線御陵駅下車2番出入口から北方面へ徒歩約10分
ギャラリー・トーク:
日時: 2023年5月28日[日]・6月4日[日]14:00~15:00
講師:一般法人リビングへリテージデザインのメンバーほか
入場料: 一般1,000円/学生500円(収益は栗原邸の修復費用に充当)
お申込み: 不要
主催: 栗原邸保存研究会/一般法人リビングへリテージデザイン(旧住宅遺産トラスト関西)
後援: DOCOMOMO Japan/京都工芸繊維大学KYOTO Design Lab/古材文化の会
備考: 駐車場はございませんので、お車での来場はお断りいたします。
 建物および敷地内での飲食、喫煙は禁止いたします。スリッパ(上足)をご持参ください。
この建物は、京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)校長を務めた染色家の鶴巻鶴一の邸宅として1929年に建設されたものです。設計者は同校教授であった建築家・本野精吾(1882-1944)。「中村式鉄筋コンクリート建築」と称される当時最先端の特殊なコンクリートブロック(通称:鎮ブロック)で建てられた、合理性を追求した建築です。一方でウィーン分離派やウィーン工房の影響を思わせる装飾的なデザインも見られ、モダニズムへの移行期に生み出された独自の建物だと言えます。2007年にはモダニズム建築の保存に関する国際組織DOCOMOMO Japanより、優れた日本のモダニズム建築の1つとして選定され、2014年には国の登録有形文化財に登録されるなど、近年その文化財的評価が高まっています。建物は老朽化により傷んでいましたが、2011年度より京都工芸繊維大学大学院の教育プログラムにより、学生とともに修復作業を行ってきました。この建物は、現在、購入者を探しています。建物の歴史的・文化的価値を継承し、長く居住もしくは活用してくださる方を希望しています。この建物の歴史的・文化財価値や修復の成果を広く知っていただき、よりよい継承を実現するため、所有者の栗原眞純氏のご協力により期間を限定して公開することになりました。多数のご来場をお待ちしております。
お問い合わせ先:栗原邸保存研究会/ビングへリテージデザイン(担当:笠原一人)
栗原邸の購入をご検討の方は、ビングへリテージデザインまで。一般公開当日も会場で受け付けます。
kasahara@kit.ac.jp
FAX:075-724-7250



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