HP内の目次へ・検索もできます! 『第20回 日本の伝統建築を楽しむ会』

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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻17005号 2021年11月3日
『第20回 日本の伝統建築を楽しむ会
『第20回 日本の伝統建築を楽しむ会』
今回は楼閣建築(鹿苑寺(金閣寺)・慈照寺(銀閣寺)を勉強いたします。
座学 楼閣建築
日時:2021年11月19日(金) 18:00
場所:戸田建設大阪支店701会議室
参加費:無料

見学 鹿苑寺(金閣寺)・慈照寺(銀閣寺)
日時:2021年11月20日(土) 13:00~
集合場所:鹿苑寺総門前
参加費:3,000円

コロナウィルス感染拡大防止のため引き続き、・体調のすぐれない方・熱(37.5度以上)のある方は、ご参加見合わせていただきますようお願いいたします。また、ご参加の方には必ずマスク着用をお願いいたします。
参加ご希望の方は本メールにご返信ください。
前回まで激動の鎌倉時代を見てきましたが、いよいよ室町時代になりました。
これまで飛鳥・奈良期に大陸から伝来した建築様式を、平安期に踏み固めてきた経緯を見てきましたが、鎌倉期に再度大陸から招来した様々な様式を、消化し、洗練し、国風化したのが室町期です。
大まかに、・金閣ー鹿苑寺-足利義満ー北山殿ー北山文化・銀閣ー慈照寺ー足利義政ー東山殿-東山文化の図式は皆さまのご理解していることだと思いますが、今回見学するのは、楼閣建築としてのみならず、住宅建築、庭園建築としても過渡期を示す重要なものです。
第一に、公家の寝殿造から武家の書院造への転換期に、「会所」や「主殿」などが重視され始めました。具体的には、蔀戸→舞良戸+明障子への移行、それに並行して畳敷詰めによる生活スタイルの変化、また唐物の愛好に始まる座敷飾りの発展、など。これらは書院建築への魁/さきがけとなります。
第二に、浄土思想の流れに禅刹の影響が加わり、持仏堂・舎利殿・観音堂などが庭園に設けられ始め、本格的に庭園と建築の調和が意識され始めたこと。これらは桂離宮などの離宮への魁です。
第三に、初めて人々が上層から見下ろす景色を経験し、重層建築に目覚め、のちに聚楽第に飛雲閣が生まれたり、物見の機能として城郭建築の天守・櫓への魁となります。
様々なことが同時多発して、その後の桃山時代、そして現在吾々が目にするものに繋がっているのです。
皆さま、この機会をお見逃しなく!!
日本の伝統建築を楽しむ会 事務局
  お問合せ先:日本の伝統建築を楽しむ会 事務局
担当: 能勢
〒550-0005 大阪府大阪市西区西本町1-13-47 戸田建設㈱大阪支店
TEL:06-6531-6095
dentoukenchiku@toda.co.jp



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