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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻16508号 2021年4月1日
特別展
『豊臣の美術』
特別展 『豊臣の美術』
日時:2021年4月3日(土)~5月16日(日)9:30~17:00(入館16:30)
休館日:月曜日(5月3日は開館)
場所:大阪市立美術館
〒543-0063 大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)TEL:06-6771-4874
観覧料:一般1,500円、高大生1,000円
※当面の間、団体でのご入館はお断りいたします。
※中学生以下、障がい者手帳などをお持ちの方(介護者1名を含む)は無料(要証明)。
※本展は、大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
※美術館窓口でも当日券をお買い求めいただけます。
(美術館窓口では、最終日(5月16(日))も16:30まで当日券をご購入いただけます)
主催:大阪市立美術館、日本経済新聞社
特別協力:大阪城天守閣
後援:公益財団法人大阪観光局
日本史上もっとも立身出世をとげた人物はだれか、と問われたら、大多数の人が最初に名前をあげる人物、それは「豊臣秀吉」ではないでしょうか。織田信長の遺志を継いで全国統一をなしとげ、大坂に政治拠点を定めた天下人・秀吉とその一族は、強大な権勢と富を手中におさめ、絢爛豪華な桃山文化を隆盛へと導きました。16世紀末から17世紀初頭のわずか30年余の短い期間でしたが、豊臣氏がリードした文化創造のトレンドは、人々の美意識に大きな変革をせまり、桃山美術の潮流を醸成する原動力となりました。大坂の陣で敗れて滅亡の道をたどった豊臣氏に直接関わる美術工芸関係の遺品は、勝者である徳川氏のそれに数的には及ぶべくもありません。しかしながら、関係寺社、皇族・貴族、恩顧の大名らのもとを経て、少なからぬ優品が今日まで伝えられています。秀吉の神格化にかかわる多数の肖像、秀吉夫妻の遺愛品である優美な蒔絵調度(高台寺蒔絵)をはじめ、唐物茶道具、刀剣など一族が収集した名物の数々、あるいは御用絵師・狩野派による寺院障壁画や太閤秀吉を追慕する風俗画まで、古文書、甲冑類を除いても、その内容は実に多彩です。
本展では、これら豊臣ゆかりの品々から国宝3件、重要文化財22件を含む約80点の精華をよせ、激動の時代を映す壮麗な造形をご紹介します。桃山の「夢」をひらいた、天下人の大いなる威光と美意識をご体感いただけることでしょう。



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