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京都発大龍堂通信:メールマガジン通巻16433号 2021年3月4日
『石内都展 見える見えない,写真のゆくえ』
『石内都展
 見える見えない,写真のゆくえ』


日時:2021年4月3日(土)~7月25日(日)
    10:00~17:00(入館閉館30分前)

休館日:水曜日(ただし,5月5日は開館),5月6日
場所:西宮市大谷記念美術館
〒662-0952 兵庫県西宮市中浜町4-38
入場料:一般1,000円 高大生600円 小中生400円
主催:西宮市大谷記念美術館
後援:西宮市,西宮市教育委員会
助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
協賛:(有)フォトグラファーズ・ラボラトリー
特別協力:サードギャラリーAya
日本を代表する写真家,石内都の個展を開催します。
石内は1947年に群馬県桐生市で生まれ,多摩美術大学で染織を学んだ後,写真を始めました。
写真に関する専門的な教育を受けず,独学で技術を習得した石内は,従来の写真形式に縛られることなく,粒子が浮かび上がるモノクロームの写真で独自の表現手法を身につけます。
1977年,石内は自身が幼少期から青春時代までを過ごした横須賀の街を撮った<絶唱,横須賀ストーリー> を初個展で発表しました。1979年に<APARTMENT>で木村伊兵衛賞を受賞すると一躍世間の注目を集めます。以後,石内は赤線跡の建物,身体にのこる傷跡,母親の下着や口紅といった遺品などを撮ることで,目には見えない「時間」を写真に写し込む試みを続けてきました。独自の世界観を築いてきた石内の写真は,やがて国内外で高く評価されるようになり,2005年にヴェネチア・ビエンナーレ日本館代表作家として選出されました。2014年には写真の世界で偉大な業績を残した者に授与されるハッセルブラッド国際写真賞を受賞します。
2018年,石内はそれまで活動の拠点としてきた横浜から生まれ故郷の桐生市へと移り,新たな一歩を踏み出しました。時の移ろいのなかで様々な意味を持つようになった自作を前に,石内は写真の持つ記録性や役割と改めて向き合い,これからの「写真のゆくえ」について想いをめぐらせています。
本展では初期作の<連夜の街>(ヴィンテージプリント)をはじめ,代表的なシリーズの原爆による被爆者の遺品を写した<ひろしま>,フリーダ・カーロの遺品を被写体とした<Frida by Ishiuchi><Frida Love and Pain>を展示します。それに加え,これまで発表機会の少なかった薔薇やサボテンを撮ったシリーズ,国内では初公開の<Moving Away>,そして新作<The Drowned>を展示することで,石内の写真の新たな一面をご紹介します。
【関連イベント】
・対談 石内都×小川洋子(作家)
日時:2021年4月3日(土) 14:00~15:30
講師:石内都(写真家),小川洋子(作家)
定員:70名(小学生以上)
参加費:無料(ただし入館料が必要)
※要事前申込み,申し込み方法は公式ホームページをご覧ください。

・対談 石内都×林勇気(映像作家)
日時:2021年5月23日(日) 14:00~15:30
講師:石内都(写真家),林勇気(映像作家)
定員:70名(小学生以上)
参加費:無料(ただし入館料が必要)
※要事前申込み,申し込み方法は公式ホームページをご覧ください。

・ワークショップ「牛乳パックカメラで写真を撮ろう」
日時:2021年7月4日(日) 14:00~16:00
講師:西宮市大谷記念美術館 学芸員
対象:小学生以上
参加費:500円(別途要入館料)
定員:10名
※要事前申込み(応募者多数の場合は抽選),申し込み方法は公式ホームページをご覧ください。
詳しくは:
http://otanimuseum.jp/exhibition_210403.html



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