HP内の目次へ・検索もできます!  新春特集陳列 『社寺伝来の名刀』

5208号      5210号


京都発大龍堂:メールマガジン通巻5209号

新春特集陳列
『社寺伝来の名刀』
日時:2008年1月2日(水)〜2月11日(月・祝)9:30〜17:00(入館16:30)

錦包玉纏剱拵 八坂神社蔵
場所:京都国立博物館 平常展示館 16・17室
〒6050931 京都市東山区茶屋町527 TEL:075-541-1151
入館料:大人(大学・高校生)500円(250円)中学生以下は無料 団体(20名以上)
無料観覧日:毎月の第2・第4土曜日/敬老の日(平常展示のみ)
主催:京都国立博物館
何かの祈願のため、神や仏に刀剣を奉納することは、古代まで遡ることのできる風習です。それは、刀剣そのものに魂が宿るという観念や、不動明王など密教仏の象徴が剣であるといった考え、神が用いる道具を宝物として奉献した古神宝など、さまざまな宗教的意味合いが込められています。京都にある社寺にも、少なからざる刀剣が奉納され、今に伝わっています。
この度の特集陳列では、京都とその周辺の有名社寺に伝来した刀剣の中から、名刀と呼ぶべき品々を紹介します。なかで最も古いものは、平安時代前期まで遡る黒漆大刀(重文、鞍馬寺蔵)で、坂上田村麿の佩刀と伝えます。そのほか、鎌倉時代、源氏ゆかりの太刀(重文、大覚寺蔵)や、足利将軍家・豊後大友家などを転々とした刀(重文、豊国神社蔵)、織田信長が桶狭間合戦で今川義元から分どったという刀(重文、建勲神社蔵)、豊臣秀吉奉納と伝え「笹丸」と号する革包太刀(重文、愛宕神社蔵)、奈良県談山神社に伝わる金色の太刀(談山神社蔵)、江戸幕府によって京都祇園社の三柱の祭神に奉納された太刀と宝剣(太刀は重文、八坂神社蔵)など、見ごたえ十分です。また京都・若王子神社、奈良・春日大社、愛知・猿投神社などにかつて伝来し、今は個人の所蔵になるものもあわせて展示します。これらの品々より、社寺と刀剣のつながりの奥深さに目を見張られることと思います。ご期待ください。


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