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『コンフォルト 2007年 12月 99号』
-壁の表情 和紙からコンクリートまで-
編集:コンフォルト編集部
発行:建築資料研究社
定価:1,600円(本体1,524円+税5%)
A4・144p
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「心地いい空間」を創るためには、空間の骨格となる「建築」、内部をしつらえる「インテリア」、家具やさまざまなモノを造形する「デザイン」を知っていなければ、なりません。その3つの分野が融合した情報は、ますます必要とされてきます。また、伝統といま、そして未来という時間をつなぐ視点も求められています。これらの分野の過去と現在を見渡し、情報をつむぎ合わせて紹介します。別冊付録 インテリア金物ハンドブック |
<目次>
特集:和紙からコンクリートまで 壁の表情はるかなる北極星と,大いなる岩の間に。
紙舗直 坂本直昭 紙と住む家(高知県亀岩)
インテリアデザイナーが語る壁 新・マテリアル主義
そこにある物語を引き出していくデザイン 新藤力(POWER)
マテリアルの力に委ね,壁が伝える店舗のDNA 神谷利徳(神谷デザイン事務所)
懐深い奥のスぺ−スへと、期待を高まらせる石の壁 斉藤真司(TYPE−ONE)
構造由来の素材感を楽しむコンクリート
石のような量塊性。その肌合いの種々 VILLA GAMAGORl 設計 渡辺純/JWA建築・都市設計
静寂のコンクリートブロック WEP下北沢 設計 新開謙一郎/NIIZEKI STUDIO
若き型枠大工の家族仕様 月面の家 設計 小栗幹雄/ラウンドテーブル
コンクリート素地仕上げを支える素材と技術
アートをまとう壁
手のおもむくままに植物で埋めつくす アーティスト 浅井裕介
京ならではの織りと文様であやなす 着物作家 斉藤上太郎
経師・紙を貴ぶ技 鈴木源吾・光典の仕事
保存版
インテリアに用いる紙
和紙・手漉き紙の章
日本の空間における紙の歴史/修復家・森直義さんに聞く
張りつないでデザインする特注の壁 Lasen 服部朝子/Jionji Press リチャード・フレイビン/O:g
和紙・手漉き紙を壁紙として使う。
壁紙の章
ヨーロッパから日本に伝わった壁紙の歴史/モードやアートを楽しむように,壁紙を選ぶ。
エイジングでストーリーをつくる
細部が醸す九龍城のにおい ウェアハウス 川崎店 星野大志郎(星野組)
列柱が象る退廃と洗練 Optitude 渋谷店 西野哲也(手裏剣プロダクツ)
エイジングをオーダーする
壁に時代をつける建材カタログ
金属/タイル/レンガ/ペイント
建築と環境の成熟した関係
デンマークー+ドイツ エコバウ建築ツアー・レポート 野沢正光
自分流の“茶席”でものづくりの原点に戻る
東京藝術大学創立120周年企画・創作茶席『五色界』展
連載
いとしの20世紀@
有楽町の珈琲色の時間 東京・千代田区 喫茶STONE
にんげんの家 最終回「移動する」文・写真 小松義夫
昭和のくらし博物館その日その日 最終回
長続きの秘訣は,ゆるく,ふわっと,頑張らない。
文 谷口こずえ(昭和のくらし博物館)画 ナカバン
インフォメーション
トピックス
「妻有田中文男文庫」新潟に開館/東京国立博物館,秋の庭園開放
多摩川アートラインプロジェクト/輪島の土蔵修復活動
グッズ&スペ−ス
ザ・コンランショップ「ランゴリ」/イカミ社の「ORIGAMI」/クリエーションバウマン
ヤマギワ ライティング ラボ/ロロカロハルマタン「BATEAU RUBIGINEUX」/ligne roset tokyo 六本木 ほか
レビュー
合鹿椀,鉄盆・鉄茶托展/中村卓夫展
クリエイ夕ーズルーム
泥のアーティスト・鈴木真由美/装飾鉄職人・伊藤洋介
スケジュール
展覧会・イベント,講演会,作品募集,プレゼントのお知らせ
ブックス
市川智子著『愛と哀しみのル・コルビュジェ』
加賀屋哲朗著『沢田マンション超一級資料−世界最強のセルフビルド建築探訪』評者 植久哲男 ほか
MONOMIRU 話題の商品をクローズアップ
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