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『建築について話してみよう 続』
著:西沢立衛
発行:王国社
定価:1,995円(本体1,900円+税5%)
221p20cm
978-4-86073-052-9
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「十和田市現代美術館」では通りと敷地と建物が連続した建ち方をし、「HOUSE A」では各々の部屋がずれながらつながり庭と融合し、「豊島美術館」では水滴のような建築形状が起伏する地形と調和する。『建築について話してみよう』に続く第二弾。進境著しい成果が凝集。 |
[目次]
新しい自然;
十和田市現代美術館の設計思想;
庭のような家;
一体化する中と外;
家具と建築についてのレクチャー;
住宅にとってのディテールとは?;
オランダからニューヨーク、東京へ―海外のプロジェクトから10年(妹島和世;西沢立衛);
地域差を超えて―2010年プリツカー賞受賞インタビュー(妹島和世;西沢立衛);
アート・建築・自然―三者の調和と連続;
英語の話;
ル・コルビュジエ;
新たな生のほうへ;
イマジネーションの大きさについて;
ベネチアの話;
ブラジルの思い出;
スタディについて;
ディティールについて;
環境や現代の自然について;
関係性について;
震災のこと |

『建築について話してみよう』
著:西沢立衛
発行:王国社
定価:1,995円(本体1,900円+税5%)
220p20cm
978-4-86073-037-6
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<目次>
1 なにか町全体がそういう、非常に獰猛な建築群を放し飼いにしている、一種のサファリ
パークのような迫力のある都市だった。
(ローマの話;新聞の話;オランダの話;東京の話)
2 自分が動くと、実物の仕上げのほうは動かないにしても、緑のほうは一緒 にゆっくり
と移動して、さらに向こうのガラスの映像も動き始める。
(ウィークエンドハウスについて;空間の連続性をつくり出したい(聞き手・安田光男)
柔らかい図形船橋アパートメントのついて)
3 森山邸の「透明でバラバラな状態」という建物の原則は、閉鎖的空間に対して提案
されたものというよりも、より開放的な社会、地域に向けての提案として考えた。
(建物の創造的な原則について;建物の気配をいかに環境化するか)
4 模型と平面図が世界の全体像を決めていたといってもいい。しかし金沢21世紀美術館
ではそれを越えて、建物の外まで含まれるような風景を考えるようになっていった。
(原則をつくる―構造、平面、関係性、風景;「金沢21世紀美術館」について
(妹島和世・西沢立衛)透明感と都市の風景明るく透明で柔らかい空間アートによって
町を再生する試み十和田市現代美術館をめぐって)
5 日本の住宅というのは基本的に、外観が無いような気がする。無いというと極端だが、
なんというか建物の外装デザインが、たいへん希薄だ。
(ミースについて;モデュロール・マン;中野本町の家;シザの建物の魅力のいくつかに
ついて;透明な住宅;空港と都市;歴史がどういう局面でぼくの中に現れるか) |
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