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持続都市建築システム学シリーズ
『100年住宅への選択』
著:松藤泰典
発行:技報堂出版
定価:1,890円(本体1,800円+税5%)
A5・144p 978-4-7655-2506-0
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住宅の建て替え年数は,ドイツ79年,フランス86年,アメリカ103年,イギリス141年なのに対して,日本は30年と欧米諸国に比べて極端に短いと言える。また,建て替え年数100年の住宅は,建て替え年数30年の3倍を越えており,住宅に関するライフサイクルコストは,単純計算で1/3以下になるというメリットを持つ。本書は,世代間建築の選択肢として,100年住宅を提案するとともに具体例を紹介し,健康と環境に配慮した持続可能なライフスタイルを実現する。 |
<目次>
序 章
第1章 建築がかかわることのできる“豊かさ”
1 豊かさの構成とその主観的な領域
2 安全・安心
3 健康・快適
第2章 “世代間継承”という考え方
1 変化する価値観
2 科学技術の急速な発展が求める新しい倫理観
3 経済合理性を主張できる世代間倫理
第3章 世代間継承計画
1 ライフスタイル
2 ライフステージ
3 シニアの選択肢
第4章 予想される世代間継承のテーマ
1 “脳”の安らぎと癒し
2 “ゲノム”以降の秩序原理
3 法則のでき方
4 技術革新のスキル
5 改善のスキル
6 補遺
第5章 “持続可能”への課題
1 成長の限界
2 地球温暖化
3 少子・高齢化
4 ネットで増幅される衝動
5 格差
6 モラルハザード
第6章 “持続可能な消費”という選択
1 “持続可能な消費”の構成
2 持続可能なエネルギーの選択とその条件
3 エコ尺度
4 循環技術
5 維持・保全
第7章 100年住宅の試み
1 100年住宅の輪郭
2 100年住宅の工法・D-BHS
3 D-BHSがもたらす上質の室内環境
4 D-BHSの良好な健康感
5 D-BHSの高い資産価値
6 よみがえった選択肢・本格積み煉瓦の家 |
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