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『フランスの景観を読む』
-保存と規制の現代都市計画-
著:和田幸信
発行:鹿島出版会
定価:2,625円(本体2,500円+税5%)
269p19cm 978-4-306-07258-9
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広告規制、建造物監視官制度、保存と開発のゾーニングなど、フランスの美しい街並みは、様々に企てられた景観保全制度に支えられている。試行錯誤を繰り返してきたその過程と実践を豊富な写真と共に読み解いていく。 |
<主要目次>
第1章 都市と都市計画の特質:美観整備・都市壁・文化遺産
一 都市計画と美観整備/
二 都市壁で囲まれた空間/三 文化遺産と都市計画/四 景観整備の系譜
第2章 歴史的建造物と周囲の保全制度:フランス建造物監視官と歴史的建造物
のバッファ・ゾーン
一 歴史的建造物とバッファ・ゾーン/
二 歴史的建造物の周囲の景観保全/
三 フランス建造物監視官
第3章 マルローのつくった保全地区:試行錯誤の歴史的環境の保全
一 世界で最初の歴史的環境の保全制度/
二 ディジョン市での実際の運用/
三 空間の規制:建設方法と建物の改良/店舗の整備/広告と看板の規制
第4章 広告と都市景観:広告から街並みを守る
一 広告と看板の規制制度 /
二 広告の規制/
三 看板の規制/
四 ゾーニングによる広告の規制/
五 パリの広告規制
第5章 法定都市計画による景観整備:公益としての景観を保全する都市計画
一 地域都市計画プラン(PLU)と景観の保全/
二 建蔽率と容積率に依存しない建物規制/
三 高さの規制方法/
四 外観の規制/
五 景観評価書による建物の規制 |
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