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『新版 古寺巡礼 京都 第1巻 東寺』
監修:梅原猛
執筆:砂原秀遍、梅原猛
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p) 4-473-03351-1
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延暦13年(794)桓武天皇は平安京遷都直後、王城鎮護のために正門である羅城門の東に東寺、西に西寺を建造したと伝えられる。東寺は弘仁14年(823)空海に勅賜され、真言密教の道場となり、弘法大師信仰の寺院として親しまれ、多くの参拝者が訪れる。東寺といえば五重塔。日本で一番高い木造の塔であり、京都のシンボルにもなっている。大師の月命日21日は縁日「弘法さん」で1200店ほどの露店が並び、にぎわう。本書で、東寺をもっともっと深く知ってみませんか。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第2巻 浄瑠璃寺』
監修:梅原猛
執筆:佐伯快勝、立松和平
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
4-473-03352-x
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京都府の南端、牧歌的な当尾の里にある真言律宗の寺「浄瑠璃寺」。本堂には、日本で唯一現存する九体の阿弥陀如来像のほか、写真家・土門拳が絶世の美女と評した秘仏・吉祥天女像が安置されている。十年以上、浄瑠璃寺の撮影をしているカメラマンの貴重な写真のほか、立松和平氏の巻頭エッセイや、住職から現代人へのメッセージなど、読みものも充実。仏教の専門用語には、ルビをこまめに付けて読みやすさにも努めています。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第3巻 東福寺』
監修:梅原猛
執筆:福島慶道、檀ふみ
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
4-473-03353-8
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東山月輪山麓の渓谷の美しさを我が物にしたかのような寺域に、京都五山文化を担う禅宗寺院東福寺の甍が禅宗建築の様式にそって聳えています。国内最古の国宝・三門をはじめ、最古最大の道場・禅堂、龍の天井画の描かれた法堂(本堂)などが並び建っています。東福寺を建立し、円爾弁円を開山に仰ぎ京都最大の伽藍を築いた摂政関白藤原道家の帰依のこころ。東福寺に住し、多くの禅画を描いた画僧吉山明兆の禅への執着。東福寺には紅葉の美しさと禅の精神が溢れています。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第4巻 三千院』
監修:梅原猛
執筆:小堀光詮、黛まどか
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
4-473-03354-6
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古くから貴族が隠遁した隠れ里として、また、融通念仏、声明の根源地として知られる洛北・大原。四季の自然の表情豊かなこの地に歴史を刻んできた三千院は、皇室と縁の深い宮門跡寺院としての格式を誇り、往生極楽院など浄土教美術の至宝や、仏教音楽として知られる声明や宮廷文化の精粋を伝える典籍類など文化財を多く所蔵しています。本書は四季の境内と文化財を図版で紹介するとともに、小堀光詮門主、俳人・黛まどか氏をはじめ多彩な執筆者によって三千院の魅力を紹介します。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第5巻 六波羅蜜寺』
監修:梅原猛
執筆:川崎純性、高城修三
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
4-473-03355-4
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六波羅蜜寺の祖・空也上人は、平安時代に、善人でも悪人でも「南無阿弥陀仏」をとなえれば、誰でも極楽に行けるという教えを説いて歩きました。口から六体の阿弥陀仏を出し、草鞋をはいて鹿の角を持つ空也上人像は、その姿を見事に表わし、仏像彫刻として名高い逸品です。撮り下ろしの写真でその魅力をつぶさに伝えることに加え、同じく誉れ高い平清盛坐像や運慶・湛慶像、地蔵菩薩立像も新たに撮影。ディテールもお見せします。本文では、空也上人像の詳細解説の他、六道の辻や珍皇寺など寺域界隈も紹介しています。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第6巻 醍醐寺』
監修:梅原猛
執筆:麻生文雄、永井路子
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
978-4-473-03356-7
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伏見区にある真言宗醍醐派の総本山醍醐寺は、京都最古の五重塔や豊臣秀吉ゆかりの三宝院殿舎や庭園などを有する下醍醐から、薬師堂や准胝観音堂(西国三十三ケ所霊場)など山岳寺院の雰囲気ただよう上醍醐まで、変化に富んだ寺容とともに、千百有余年の歴史を反映する厖大な寺宝・古文書は日本史上、貴重に遺産として知られます。本書は醍醐寺の文化財や景観を図版で紹介するとともに、麻生文雄座主、小説家・永井路子氏をはじめ多彩な執筆者によって醍醐寺の魅力に迫ります。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第7巻 禅林寺』
監修:梅原猛
執筆:小木曽善龍、安部龍太郎
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
978-4-473-03357-4
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永観遅し――。遠く平安時代に阿弥陀さまが左の足を少し前に出され、振り返られて永観律師にかけられた言葉です。それが語り継がれて、見返りの阿弥陀さまは多くの人々の信仰をあつめてこられました。永観堂の名は永観律師によっています。「もみじの永観堂」ともいわれ、春から初夏には新緑を訪ね、秋から初冬では紅葉を訪ねて、多くの参拝者で賑わいます。また訪れる人を感動させないではおかない気高い阿弥陀さまのお姿にも出会えます。四季を通して巡礼したい寺院です。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第8巻 相國寺』
監修:梅原猛
執筆:有馬頼底、真野響子
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
978-4-473-03358-1
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足利三代将軍義満が後小於天皇の勅命を受け、夢窓国師を勧請開山として約10年の歳月を費やして完成した一大禅苑。金閣、銀閣両寺をはじめ90余カ寺の末寺を擁する臨済宗相國寺派の大本山。長谷川等伯の「竹林猿猴図」伊藤若沖の「釈迦如来像」をはじめ法堂には八方睨みの鳴き龍として有名な狩野光信の「播龍図」等があります。境内には「承天閣美術館」があり、本山相國寺をはじめ鹿苑寺(金閣)・慈照寺(銀閣)・塔頭寺院や末寺などの国宝・重要文化財が展示されています。 |
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『新版 古寺巡礼 京都 第9巻 天龍寺』
監修:梅原猛
執筆:平田精耕、玄侑宗久
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
4-473-03359-8
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夢窓国師の思想に「市中の大隠」というのがあります。市中にあっても世俗に煩わされることなく、かえって自分の静寂な境地を確かなものにするという意味です。天龍寺は後醍醐天皇の冥福を祈り足利尊氏が夢窓国師を開山として建立した禅宗寺院です。春は花見、秋は紅葉狩りで嵐山・嵯峨方面観光コースとして天龍寺を訪れる観光客は莫大な数です。しかし、伽藍を仰ぐと法堂の天井画「雲龍図」や大方丈前庭園「曹源池」など、あらゆるところで国師の禅風が生き続けていることに気付きます。巻頭エッセイは天龍僧堂に入門・修行をされた作家、玄侑宗久師です。国師の禅の教え・天龍寺の魅力が本音で話されていて参拝者を引きつけます。 |
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発売日 2007年5月24日予定 |
『新版 古寺巡礼 京都 第10巻 曼殊院』
監修:梅原猛
執筆:半田孝淳、赤瀬川原平
発行:淡交社
定価1,680円(本体1,600円+税5%)
A5・144p(カラー64p)
978-4-473-03360-4
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比叡山の西麓、洛北・一乗寺の曼殊院は天台宗五箇室門跡の一つとして、「黄不動」など多くの文化財を有し、春はツツジ、秋は紅葉の美しさでよく知られる。また八条宮智仁親王の子で、29代門主だった良尚法親王によって建立された大・小書院などの建物や庭園は、桂離宮と相通じる趣味・精神がみられ近世初期の宮廷文化や芸術を知るうえでも見逃せない。曼殊院の境内や文化財とその魅力を作家・赤瀬川原平氏を始め、多彩な執筆陣とカラー図版によって紹介する。 |
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