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『近代、あるいは建築のゆくえ
京都・神宮道と大阪・中之島をあるく』
著:呉谷充利
発行:創元社
定価:2,625円(本体2,500円+税5%)
274p20cm
978-4-422-25047-2
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西洋建築の導入により大きく変容をとげる京都・大阪の2大都市の名建築をとりあげ、由来や来歴、作品としての意味を考察した。築の真の意味は、人間の生のかたちそのものである。その生のかたちが一つの時代を画して地域や都市をつくっている。
本書は、近代において西洋建築の導入により大きく変容をとげる京都・大阪の二大都市に建ち連なる名建築作品をとりあげ、それら建築作品のもつ由来や来歴を示し、作品としての意味を考察。その考察を通じて、日本近代の精神をなす文化と文明のあり方について問いかけた斬新な近代・建築・人間・文化論考。 |
<目次>
序 赤壁校舎
第一部 二 都
第1章 劇的な近代―京都・神宮道をあるく
第2章 水都の繁栄―大阪・中之島をあるく
第3章 風景の変貌―近世から近代へ
第二部 文化と文明から見る近代
第4章 福沢諭吉と西洋文明
第5章 西洋近代の文化、文明論
第6章 パスカルとデカルトの知―近代における文化と文明の精神
第三部 象徴と事実
第7章 象徴と事実 |
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