HP内の目次へ・検索もできます!  『建築文化シナジー』-旅。建築の歩き方-

4603号      4605号


京都発大龍堂:メールマガジン通巻4604号

『建築文化シナジー』
-旅。建築の歩き方-


編:槻橋修
発行:彰国社
定価:2,000円(本体1,905円+税5%)
A5・256p
4-395-24004-6
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<構成>
インタビュー:建築家10人の「私の旅」
さまざまなエピソードを,旅のスタイル,日程,持ち物,記録方法……といった具体的な話も交えながら聞き,それぞれの建築家にとって建築の旅とはなにか,その経験が現在の活動にどう影響しているのかをインタビューする。
話し手:原広司,石山修武,山本理顕,妹島和世,小嶋一浩,曽我部昌史,西沢大良,西沢立衛,松原弘典 聞き手=槻橋修,山中新太郎,藤村龍至「私の旅」ベスト10「旅」にかんするアンケートの結果を紹介。いままでもっとも印象に残っている海外旅行,旅の記録方法など,20数名の建築家が答える。 回答者=伊東豊雄、内藤廣ほか。

(槻橋修「はじめに 旅とダイアローグ」より抜粋)
本書は、東北工業大学で行われたトークイベントで若い人たち向けに行ったレクチャー「地球の歩き方〜ケンチク編〜」(だべらないと、二〇〇五年九月)がきっかけとなって生まれた。私が東京大学生産技術研究所原・藤井研究室の世界集落調査に参加し、旅を通して建築を学ぶ機会に恵まれたこともあり、これまでの旅のスナップを使って建築を愉しむ旅のすすめを話すという内容だった。この体験を編集者と話していたところ、いろんな建築家に旅の話を聞いたら愉しいに違いない、ということになった。新進気鋭の建築家でよく旅をされている山中新太郎氏、藤村龍至氏に協力を仰ぎ、巨匠から若手まで様々な建築家にいろんな旅の話を聞いてまわることにした。インタビューでは幾つかのトピックを意識して聞くようにした。ありふれた質問事項ばかりである。しかし実際にインタビューを始めると話のいたるところに建築家の個性あふれる建築観が滲み出し、話はいつの間にか建築論へ、そして思想へと拡がっていくのだった。まるでこのインタビューひとつひとつが小さな旅のような感覚だ。同じ建築や都市の話でも、それぞれに全く別の風景を語っているようにさえ感じられた。旅を重ねているうちに過去の旅が呼び起こされることもあるという。旅の言葉は、建築家たちがそれぞれに辿ってきた「建築という旅」の軌跡でもあると言えるだろう。旅先での写真やスケッチを多数掲載できたことも本書の大きな魅力となっている。彼らの眼を通して捉えられた風景と現在の彼らの創作活動との間に深い関わりがあることが生き生きと感じられる。その意味では旅のダイアローグが建築論としても読めるようになっている。インタビューと並行して日本中の建築家や建築研究者にアンケートを行い、協力していただいた。
本書を読んだらきっと旅に出たくなるだろう。そんな本になったと思っている。
「とりあえず、旅に出よう。帰ってきたら話を聞かせて下さい」 。



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