HP内の目次へ・検索もできます! 第24回/シンポジウム「建築における『アメリカ的なもの』」

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京都発大龍堂:通巻3071号

archi review
第2期テーマ:後期モダニズムの「建築」
第24回/シンポジウム
「建築における『アメリカ的なもの』」

日時:
2005年3月19日(土)
15:30〜18:30
午後3時〜午後3時30分
プレ企画(関連ヴィデオ上映予定)
午後3時30分〜5時
「『ポスト・カント時代』のアメリカ建築」(丸山洋志さん)
午後5時〜6時30分
フリーディスカッション
場所:
INAX大阪・8階大会議室
(地下鉄四ツ橋線・四ツ橋駅より、
四ツ橋筋を北に徒歩2分)
参加費:
500円(事前申込不要)
主催:
team archireview
連絡先:
090−2046−3030
<ゲスト>丸山洋志さん(建築家、丸山アトリエ主宰)
<コーディネート>米正太郎(竹中工務店)
マクドナルド、コカコーラ、ディズニーランド、ヤンキース、ターミネーター、あるいはジョージ・ブッシュ・・・今日「アメリカ」の名のもとに語られるべきは、ロバート・ヴェンチューリが挙げるような、これら「消費文化」「大衆文化」に属するものだけだろうか?

「理性」のはじまりとしての「ヨーロッパ」・・・その大衆化(ジャンク化)としてのアメリカではなく、むしろその理性の「先鋭化」「急進化」「純粋化」すなわちハード・コアとして「アメリカ」なるものを再定義すること。近代理性の「はじまり」を18世紀の哲学者イマニュエル・カントに定め、第2次世界大戦後にアメリカが掌握した時代を「ポスト・カント時代」と名づけ、理性の急進化を「覇権主義」として読み替えること。そのとき、イラク戦争やグローバル金融資本と、例えばミース・ファン・デル・ローエの「アメリカ時代」が同じひとつの現象としてみえてくるだろう。覇権主義、それはモノであれ何であれ、全てを掌握したいという欲望が、その欲望そのものが自己目的化し空転してしまうこと・・・。

カント主義を戦後アメリカ美術界・建築界に導入したクレメント・グリンバーグとコーリン・ロウ。そして作家として彼らを継いだドナルド・ジャッドとピーター・アイゼンマン、ジョン・ヘイダック。あるいは理性主義を極度に神秘化することで彼らニューヨーク・ファイヴの「故郷」としての役割を果たしたルイス・カーン(当然のことながらユダヤ系)、その神秘主義の可能性をヨーロッパではなくアメリカに求めたアルド・ロッシ。1968年以降、「アメリカ的なもの」の危険性を察知し急転回を果たした後期ヘイダック、あるいはそのヨーロッパにおける抵抗としてのシチュアシオニスト(パリ)とアーキグラム(ロンドン)、あるいは「彫刻」における批判としてのリチャード・セラ・・・。

今回のシンポジウムでは、ピーター・アイゼンマンのもとで「アメリカ的なもの」を見出し、建築家/批評家として活躍される丸山洋志さんを東京よりお招きします。アイゼンマンによるジュゼッペ・テラーニ分析を例にその「アメリカ的なもの」を追体験しながらあらゆる現象に問題を展開し、後期モダニズムの、そしてarchi review の1年間を総決算したいと思います。
<年間予定(年間コーディネート:米正太郎)>
第13回:04月03日(土)
世界劇場(1979/アルド・ロッシ) ゲスト:堀口豊太さん(建築家、京都市立大学助教授)
第14回:05月15日(土)
「ラスヴェガスから学ぶこと」(1972/ロバート・ヴェンチューリ) ゲスト:鎌谷憲彦さん(建築家、池坊短期大学教授)
第15回:06月05日(土)
ダイアモンド・ハウス(1967/ジョン・ヘイダック) ゲスト:道家洋さん(建築家、LoTeks主宰)
第16回:07月10日(土)
レッティ蝋燭店(1965/ハンス・ホライン) ゲスト:稲村純さん(建築家、稲村純環境計画研究所主宰)
第17回:08月21日(土)
キンベル美術館(1972/ルイス・カーン) ゲスト:水上優さん(ルイス・カーン研究、京都大学大学院)
第18回:09月18日(土)
(アートと建築T) ドナルド・ジャッド ゲスト:山口孝さん(ギャラリーヤマグチ主宰)
第19回:10月16日(土)
(アートと建築U) リチャード・セラ ゲスト:金悠美さん(美術史・美術批評、近畿大学他非常勤講師)
第20回:11月20日(土)
「スペクタクルの社会」(1967/ギー・ドゥボール) ゲスト:木下誠さん(フランス文学、兵庫県立大学教授)
第21回:12月18日(土)
インスタント・シティ(1968/アーキグラム) ゲスト:濱田邦裕さん(建築家、京都精華大学助教授)
第22回:01月22日(土)
広島ピースセンター(1955/丹下健三) ゲスト:千代章一郎さん(ル・コルビュジェ研究、広島大学助教授)
第23回:02月19日(土)
ブリオン・ヴェガ墓廟(1969/カルロ・スカルパ)
第24回:03月19日(土)
シンポジウム:「建築における『アメリカ的なもの』」 ゲスト:丸山洋志さん(建築家、丸山アトリエ主宰)
演題:「『ポスト・カント時代』のアメリカ建築」



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