上村松篁展

677号      681号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻 679号



白孔雀 1973年 山種美術館 蔵
≪上村松篁展≫
_花を愛し、鳥に語り続けた美の軌跡_

日時:2002年1月3日(木)〜1月14日(月・祝)
    10:00〜19:30(ご入場18:30)
場所:京都高島屋グランドホール(7階)
〒6008520
京都市下京区四条河原町西入ル真町52
TEL:075-221-8811
       
   <燦雨 1972年 松伯美術館蔵>
入場料:一般800円(600円)/大・高・中600円(400円)/小学生以下:無料
※ 前売券は京都タカシマヤ7階チケットショップ
  及びチケットぴあにて
  12月31日(月)までお求めいただけます。
■主催=毎日新聞社、毎日放送
■後援=スポーツニッポン新聞社
■協力=財団法人 松伯美術館
花や鳥をこよなく愛した日本画の巨匠、上村松篁画伯は、2001年3月、98歳の生涯を閉じました。画伯はかつて「自然は私が成長すれば、いくらでも美の扉を開いてくれる」と語りましたが、画伯の生涯は、自然と人間との美しいなからいを絵筆に託し続けることに捧げられたといえるでしょう。近代美人画の第一人者、上村松園の長男として京都に生まれた画伯は、戦後の欧米現代美術の影響を受けながらも、宋元花鳥画の高い境地に憧れ、明るい色調と知的で優美な独自の画風を確立しました。1984年の文化勲章は、史上初の母子受章となりました。
本展では、初期から晩年までの花鳥画の代表作をはじめこれまで紹介される機会の少なかった井上靖氏の歴史小説「額田女王」の挿絵原画、病床で描き絶筆となった素描など約70点を一堂に展観し、80年余にわたる偉業をしのびます。