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≪春秋建築塾≫連続講演会 4回シリーズ
_フィールドワークの批判力_ |
日時:2001年12月22日(土)
PM4:00〜6:00
第4回 講師:畑聡一(芝浦工業大学建築工学科教授)
「参与観察とフィールドワークの視点」
■会場:1NAX大阪8F会議室
〒5500013 大阪市西区新町1-7-1
(地下鉄四つ橋線四つ橋駅下車四つ橋筋北上ル)
TEL:06-6539-3518
■定員:80名
■参加費:各1000円(学生500円)
■申込み・問い合わせ先:
渡辺豊和建築工房内
春秋建築塾
電話&FAX:06-6229-9833
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長年にわたるフィールドワークの過程で考えてきたこと、学んできたことなどを事例を交えて紹介する。対象を理解する方法としてのフィールドワークには越えられない閾があり、その一方、対象になりきろうと努力する過程で見えてくるものも少なくない。近代(近代化)がどのようにみえるか、そのうえで、個人や家族や集団などの社会構造のかたち、住まいの型の意味などについても言及したい。 |
<畑聡一氏プロフィール>
1943年金沢市生まれ。66年芝浦工業大学建築学科卒業。
70年早稲田大学大学院建設工学専攻修了。
73年早稲田大学大学院建設工学専攻博士課程満期退学。
76年芝浦工業大学建築工学科講師。
現在芝浦工業大学建築工学科教授。工学博士。
1969年から内外の集落のフィールドワークを開始し、1975年
からは研究室の活動として継続している。これまでの主なフィールドは、
国内の伊勢湾口離島漁村、九州の東シナ海治岸の離島集落、地中海
沿岸(ギリシア、スペイン、チュニジアほか)の集落、東南アジア(タイ、
マレーシア、インドネシアほか)の集落などであり、いずれも継続中であ
る。海外の事例については、その都度、雑誌に発表するようにしている
が、そろそろこれらの膨大な調査を収斂させたいと願っている。
主な著書『エーゲ海一キクラデスの光と影』建築資料研究社1990年。
『南欧のミクロコスモス』丸善1993年。最近の特集記事としては、『共生
を形づくるもの』SOLAR CAT 38 2000年春。『サラワクのロングハウ
ス』「住宅建築」1999年9月。『ネパール・ヒンドゥーの集落世界』「住宅建
築」1997年3月など。 |
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<関連図書>
●≪南欧のミクロコスモス≫ (建築探訪11 )
著者:畑聡一
発行:丸善
定価:本体2300円+税22cm110p
4-621-03783-8
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アンダルシアのパティオに,古代から脈々と伝わる中庭型住居の美しさを発見し,キクラデスの階段バルコニー型の住居に,自己中心的な世界観を集落世界へ拡げることによって得た庶民のイデオロギーを見る. |
<関連図書>
●≪エーゲ海・キクラデスの光と影≫
_ミコノス・サントリーニの住まいと暮らし_
著者:畑聡一+芝浦工業大学建築工学科畑研究室
写真:栗原宏光
発行:建築資料研究社
定価:本体4660円+税30cm247p
4-87460-243-6
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エーゲ海に浮かぶキクラデス諸島。外階段の住様式や洞窟住居など特異な住居形式が魅了する集落・住居の詳細な現地実測調査に加え、年中行事や通過儀礼などの習俗、歴史、宗教、動物や植物とのかかわりなど、日々の生活の様相に踏み込んだ住まいと暮らしの調査研究の集大成。
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