第53回正倉院展

589号      591号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻 590号



≪第53回正倉院展≫
日時:平成13年10月27日(土)〜11月12日(月)
    会期中無休
    9:00〜18:00
11月2日(金)および9日(金)は19時まで
ただし11月9日(金)の平常展(本館)のみ17時まで
(入館は閉館30分前まで)
※会期中は通常より開館時間を延長します。
場所:奈良国立博物館
〒6308213 奈良県奈良市登大路町50
TEL:0742-22-7771
(交通期間:近鉄奈良駅またはJR奈良線下車)
主催:奈良国立博物館
協力:朝日新聞社
 
観覧料金:一般1000円(900円)
高校・大学生700円(600円)
小・中学生400円(300円)
( )内は20名以上の団体料金、および前売料金
★<関連番組>★
平成13年11月4日(日)9:00〜10:00
-NHK教育テレビ12ch-新日曜美術館
「天平の至宝〜第53回正倉院展〜」
 
番組では、今回出展される宝物の紹介と共に、
当時の天皇や貴族の生活を探っていく。
[ゲスト候補] 鷲塚泰光(奈良国立博物館・館長)
古都奈良の秋を彩る正倉院展を今年も開催いたします。
 今年の出陳宝物は、総数75件。このうち22件が今回初公開される宝物です。屏風や花氈などの調度品、佩飾品の刀子、筆や墨などの文房具、乞巧奠で用いた用具、文書、染織品、仏具、献物几・献物箱、聖語蔵の経巻類に分類することができます。
 このうち、調度品には鳥毛帖成文書屏風、紫檀木画挟軾、平螺鈿背八角鏡など、聖武天皇の遺愛品が出陣されます。乞巧奠とは七夕祭のことで、女性たちが針仕事の上達を祈るのに用いた針や糸などを見ることができます。文書には東大寺封戸処分勅書をはじめ東大寺に関するものとして、正税帳、戸籍など奈良良時代の社会を知る貴重な文書が多数展示されます。仏具には金銅八曲長配杯のような東西交渉の歴史を物語る品や、斑柴犀如意、金銅花形合子などがあり、献物几.献物箱では白檀の美しさを活かした白檀八角箱が注目されます。
<公開講座>
11月3日(土) 「年輪年代法と正倉院宝物」
          光谷 卓実(独立行政法人奈良文化財研究所
             埋蔵文化財センター発掘技術研究室長)
11月4日(日) 「山水夾纈屏風と奈良時代の絵画」
          中島  博(学芸課美術室長)
11月10日(土) 「正倉院古裂の由緒と近年の整理」
          尾形 充彦(宮内庁正倉院事務所保存課整理室長)
いずれも13時30分より15時まで、講堂にて開催いたします。
聴講料:無料
定員:各回200名(先着順)