山口怜子作品集_古布でつづるパッチワークの世界_

514号      520号


京都発大龍堂:メール マガジン通巻 517号


≪山口怜子作品集≫

_古布でつづるパッチワークの世界_

日時:
2001年9月27日(木)〜10月9日(火)
am:10:00〜pm7:00
場所:大丸ミュージアムKYOTO
(大丸京都店6階)
〒6008511京都市下京区四条通高倉西入
TEL:075-211-8111

主催:朝日新聞社
入場料(税込み):
一般700円(500円)、
大高生500円(300円)
中学生以下無料
※()内は前売り、10名様以上の団体料金
山口怜子さんがパッチワークを始めるきつかけとなったのは、嫁ぎ先である福岡の造り酒屋の屋根裏部屋で、小さな柳行李の中にひつそりと眠つていた古布との出会いでした。図柄を考えつつさまざまな柄や微妙な色彩を組み合わせる。古布や残り布を細かく接ぎ合わせ、何万回も針を運ぶ。その繰り返しから生まれた作品には、繊細な日本の風情が映し出されています。郷愁や四季の移ろいを感じさせる独特の作品の世界は海外でも高い評価を受け、1982年には「全米バッチワークキルト大会」で日本人として初めて、最高賞である「ブルーリボン賞」を受覚しました。
 本展では、その受賞作品である「福田衣・月夜」「山桜」など代表作品に、この10年間に制作された新作を加えた約60点を立体的に展示します。いくつもの文化、その布に携わった人々の思いがひとつに接ぎ合された作品の数々。21世紀に語り継ぎたいバッチワークの芸術をお楽しみください。