<京都の工芸─1945-2000>展![]() 続報_寄神宗美氏出展! 日時:2001年8月28日(火)〜10月21日(日) |
現在、京都国立近代美術館で催されている<京都の工芸─1945-2000>展に京都建築フォーラム同人・寄神宗美氏が「壷ノカタチA.B」(78.6cm×78.6cm×190cm、プライベートコレクション)を出展している。今回ご紹介する作品はかなり大きな作品であるが、当店サロンのデミタスカップ、陶板、時計、花器などのような小さな作品もある。作品の制作方法については下記をご覧頂きたい。作風は下記の説明にもあるが、建築家・吉村篤一氏の持論である「たまたま論」的作品、「偶然必然論」(yy)であると解する。ぜひ潤いある生活のグッズに、お施主さんへの贈り物としてお使い下さい。また大龍堂書店ホームページでも紹介、販売しています。 |
![]() <壷ノカタチ> |
≪作品の制作方法≫ この作品は、私の選んだ特別の土でてびねりにて形を造り、乾燥した段階で最終の形を整えた後、任意に作品を壊します。そうして壊した破片をそれぞれ三種類に分け、別々の焼成を行い、一つは黒く燻す黒陶という焼成、また一つは色の変化がある窯変焼成、 そしてもう一つは素焼きといって素地のままの白い色の焼成を行います。そうして焼き上がってきたそれぞれの破片をパズルを組み合わせるようにして、元の形に組立て、隙間の目地には石膏を埋めて仕上げます。 この方法で制作した作品を、私はRE-CREATIONSと言いすべての作品名に付けています。形の制作(CREAT)は私すなわち作者が行い、任意に割れること、また焼成の窯変は作者の意図どおりにはなりません。作者から離れたところのCREATとし、双方のCREATでRE-CREATIONSされています。私はこの制作方法を楽しんでいます。[寄神宗美] |