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「谷崎潤一郎と京都」
文豪谷崎潤一郎の創作に 大きな影響をもたらした京都と人々ー
日時:2001年5月19日(土)〜6月17日(日) 午前10:00〜午後5:00 期間中無休 場所:思文閣美術館 〒6068203 京都市左京区田中関田町2-7思文閣会館2F TEL:075-751-1777 入場料:一般600円 高大生500円 小中生300円 (前売・団体10名以上100円引) 主催:思文閣美術館 後援:京都府、京都市、京都府教育委員会、 京都市教育委員会、中央公論新社 協力:芦屋市谷崎潤一郎記念館 |
■記念講演会・サイン会のお知らせ 「谷崎潤一郎と京都」 対談・渡辺千萬子氏(谷崎潤一郎ご子息夫人) 明里千章氏(金蘭短期大学助教授) 5月19日(土)14:00〜16:00 |
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「痴人の愛」、「春琴抄」、「細雪」等女性の美と魔性を描きつづけ、数々の名作を遺した、文豪谷崎潤一郎は、昭和21年(1946)から 29年(1954)にかけての10年近くを、京都の南禅寺(前の潺湲亭)、下鴨(後の潺湲亭)に暮らしました。谷崎60〜70歳にあたるこの時 期、その創作力は衰えることなく、古都にちなむ「月と狂言師」や「鴫東綺譚」、歴史小説「少将滋幹の母」、「新訳源氏物語」等の 作品が生み出されました。また、熱海に居を移した晩年も、後の潺湲亭をモデルにした「夢の浮橋」、老いと性を扱った問題作「鍵」等京 都を舞台とした小説を執筆、「都をどり」の監修をつとめるなど、京都に対する谷崎の強い愛着 を伺ぅことができます。また、「細雪」のお春どんや「瘋癲老人日記」のヒロイン瘋子のモデルとなった、京都ゆかりの人々との交流も、晩 年の谷崎に様々なインスピレーションを与え、その創作に大きな影響をおよぼしました。 本展では、直筆原稿、書簡、遺愛品、書籍、写具パネル等を展示。谷崎文学と京都の関わりを紹介するとともに、大谷崎とそれをええた 人々との、あたたかな愛情交換の物語をたどりたいと思います。[思文閣美術館] |