TRD通信<「HEREND/ヘレンド」>


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京都発大龍堂:メール マガジン通巻 318号

「HEREND/ヘレンド」
-ドナウが育んだ名答陶-
皇妃エリザベートが愛した華麗な輝き
 
2000年12月31日(日)〜2001年1月15日(月)
◇1月1日(月)は休館
◇ご入館:午前:10:00〜午後7:00(7:30閉館)
12月31日(日)、1月2日(火)、3日(水)は5:30まで
最終日は4:30まで(5:00閉館)
●場所:大丸ミュージアムKYOTO
   [大丸京都店6階]
 〒600-8511 京都市下京区四条通高倉西入
 TEL/FAX:075-241-6575
◇主催:ブタペスト国立工芸美術館/ヘレンド磁器美術館/
    読売新聞社大阪本店/読売テレビ
◇後援:外務省/文化庁/ハンガリー共和国大使館
◇協力:全日空
◇入館料:一般/800円(600円)大・高生600円(400円)
    中学生以下は無料
 *()内は前売り・10名以上の団体料金。いずれも税込
大河ドナウの壮大な流れをふところに抱く、ハンガリー共和国。
「ドナウの真珠」と称えられる首都・ブダペストの美しい街並み、
中央ヨーロッパ最大のバラトン湖など、ハンガリーが世界に誇
るものは数多くありますが、その一つにヘレンド磁器があげら
れます。
ブダペストの南西にある小さな村「ヘレンド」で磁器の生産が
始まったのは、1826年といわれています。
マイセンなどのヨーロッパ諸窯や東洋の磁器に学び、独自の
華やかなモチーフと色彩を生み出しました。
1851年、ロンドンで開催された第1回万国博覧会でビクトリア
女王からディナーセットの注文を受けたのを機にその名を世界
に知らしめます。時流が大量生産へと向かうなかで、手作業に
こだわったヘレンド磁器はその芸術性の高さからオーストリア・
ハンガリー二重帝国皇帝フランツ・ヨーゼフ1世、皇妃エリザベ
ートをはじめ、諸国の王侯貴族に愛されました。
本展では、高貴な人々のテーブルを飾るためにつくられた食器
類を中心に磁器約200点を紹介します。
フランツ・ヨーゼフ1世が皇妃エリザベートに贈ったことから、皇妃
の離宮にちなんで名付けられた「ゲデレー」、フランツ・ヨーゼフ
1世が後に国王エドワード7世となるイギリス皇太子(プリンス・オ
ブ・ウェールズ)に贈ったことに由来する「ウェールズ」など各シリ
ーズは、名窯「ヘレンド」の気品あふれる美しさを余すところな
く伝えます。また、皇妃エリザベートゆかりの品や肖像画なども
展示し、ハンガリーをこよなく愛した貴婦人の姿を適してさらにそ
の魅力に迫ります。

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