TRD通信<『あなたの庭は何処にありますか?』 >


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京都発大龍堂:メール マガジン通巻 313号

21世紀を“如何に生きるか”を真剣に考える
熱情家がいます。彼のメッセージをお受け取
り下さい。

展示:『あなたの庭は何処にありますか?』 
    〜心象風景(サウンドスケープ)〜

日時:平成12年12月19日(火)〜12月24日(日)
午前10時30分〜午後6時30分(最終日午後5時まで)
場所:京都造形芸術大学内 ギャラリー RAKU
      京都市左京区北白川瓜生山2−116
   市バス5系統「上終町」停留所下車すぐ
   叡山電鉄叡山線「茶山駅」より徒歩10分
出展者:田口 賢一(ダメダ商事)

 e_mail dameda@hotmail.com
出展者:田口 賢一(ダメダ商事)e_mail dameda@hotmail.com
 <展示コンセプト>
本来庭とは、時の覇者やその庇護下にあった寺社の“権力の象徴”として造営されたものや、社会的成功を手中に収めた者だけが持つことのできた空間であった。
そしてそこを訪れた者は、石組みの妙や四季を通じて変遷する植物の様を通して、政治的もしくは心理的な葛藤や自己の“心”の拠り所を垣間見たに違いない。
そして現代。民主化され日々を営む私たちの抱える心のストレスも増大し、ヒーリングやガーデニングといった言葉が横行して久しい。庭園は今の世も、やはり富める者のみが許される物質的空間であることに変わりない。
が、しかし私たちはメディアによって予行練習的に拡張されたイメージの世界に、現実よりもリアルな「架空の庭園」を持つことをより容易にした。
音による新たな空間の拡張。 または、各人が持つビジョンの歴史的介入によって、過ぎ去った自分の中の過去に誘い、時空を越えた空間を今回の個展で提示したい。
押しつけがましい事は一切したくないのです。この庭を前にして、自分と正面から向かい合って過去の偉人の残した言葉や、目を覆いたくなるような事実を改めてそれと対峙していただき、自分で答えを見つけてもらいたいのです。
【内容】
〜序章〜
・第一部
第一章  「陰翳礼賛」
第二章 「記憶の記憶」
第三章 「空間と速度の矛盾」
第四章 「時間のなれの果て」
第五章 「理想と現実」
・第二部
第六章 「メディアという名の理想郷」
第七章 「コミュニケーションの二枚舌」
第八章 「技術って・・・何?」
第九章 「情報社会 (トリックの許される場所)」
第十章 「虚構のリアル性」
・第三部
第十一章 「寓話」
第十二章 「民衆から大衆」
第十三章 「人としての責務」
第十四章 「かたちの見えない暴力」
第十五章 「殺戮の場としての地球」
・第四部
第十六章 「癒しの場所」
第十七章 「人間の隠された本性」
第十八章 「いったい神は何処へ・・・?」
第十九章 「身の程を知れ」
第二十章 「裁定」
・第五部
第二十一章 「バイブル(聖書)」 
第二十ニ章 「宗教」
第二十三章 「覚醒の時はいま・・・」
第二十四章 「詩篇」
・第六部
第二十五章 「日本人って・・・?」
第二十六章 「忘れてしまったもの・・・いやそれは幻影だったのか?」
・第七部
 第二十七章 「禅の哲学」
〜最終章〜 
 
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