「都市居住文化を考える」


京都発大龍堂:メール マガジン通巻 285号

景観・まちづくりシンポジウム 「都市居住文化を考える」
-21世紀のまちづくりフロンティア・京都の秘密-


日時:平成12年11月23日(祝) 
午後3時から午後5時まで(開場2時30分)
入場無料:申込不要
会場:元京都市立龍池小学校2階講堂
  (両替町通御池上ル)
主催:(社)都市住宅学会
   (財)京都市景観・まちづくりセンター
後援:京都市
問合先:(財)京都市景観・まちづくりセンター
        TEL075-212-4031
<コーディネーター>
・リム ボン 氏(立命館大学産業社会学部助教授)
<パネラー>
・大野恭介 氏 (京都リサーチパーク(株)企画開発部長)
・小島冨佐江 氏(京町家居住者、京町家再生研究会事務局長)
・小針剛 氏  (町家倶楽部事務局、写真家)
・西嶋直和 氏 (本能まちづくり委員会委員長)
現在、わが国は、経済成長の低迷、少子高齢化が進み、拡大を基調とする都市化社会から、成熟した都市型社会への転換が様々な局面で求められています。そういった成熟した都市型社会においては、都市住宅は住まいの場としてだけでなく、都市活力の創造と再生の担い手である都市住民の暮らしの場として、都市のあらゆる資源や機能との交流の拠点なることが期待されます。京都には、こうした機能を追及した歴史的な都市住宅である京町家に見られるような文化があり、職住共存の都市住民が、暮らしの中でそれらを支えてきた知恵が豊富に蓄えられています。また、西陣や京都リサーチパークに代表されるように、蓄積されてきた魅力を継承発展させていく力を備えた都市住民と都市居住の文化は輝きを取り戻しつつあり、新しい感性を持つ若い人材や環境・情報関連のベンチャー企業などが集まってきています。このシンポジウムでは、京都の持つ多様な資源を活用し、地域活動や市民活動、企業活動に取り組んでいる方々と一緒に、21世紀の新たな価値創造のフロンティアとして期待される京都のまちづくりのあり方とその力の源である都市居住文化について考えていきます。