コピーの時代_デュシャンからウォーホル、モリムラへ_

2439号      2445号


京都発大龍堂:通巻2444号

コピーの時代
_デュシャンからウォーホル、モリムラへ_


日時:2004年 6月5日(土)〜9月5日(日)
9:30〜17:00(入館は16:30)
休館日:月曜日 ※ただし7月19日(月・祝)は開館、翌20日(火)休館

場所:滋賀県立近代美術館・企画展示室
常設展示室
〒520-2122
大津市瀬田南大萱町1740-1
TEL:077-543-2111
sg-voice@mx.biwa.ne.jp

観覧料:一般 1,100 (900)円
高大生 900 (700)円
小中生 700 (500)円
( )内は前売りおよび20名以上の団体料金

主催:
滋賀県立近代美術館
後援:
NHK大津放送局
滋賀県教育委員会
助成:
財団法人 地域創造
現代の私たちの日常生活には多種多様な「コピー」が満ち溢れています。昨今のめざましいコンピュータ技術の進歩により本物と寸分違わない精巧な写真や印刷物の複製が次々に生み出され、さらには遺伝子操作によりクローン羊が登場するなど、その勢いは今後ますます加速するように思われます。
美術の領域では、これまで作り手の独創性やオリジナリティーが重視されてきました。しかし、過去の様々な様式を流用し再構築するいわゆる「ポスト・モダン」の到来以来、このような状況に大きな変化が兆しています。1980年代以降の美術、具体的には80年代のアメリカで展開された「シミュレーショニズム」と呼ばれる美術動向においては、独自の新たな表現を創出することにかわって、先人が描いたイメージを利用する表現が重要な位置を占めるようになっています。当館は、これまで「戦後のアメリカと日本の現代美術」を収集方針の一つに掲げ、積極的に収集活動を展開する一方で、数多くの現代美術の展覧会を開催してきました。
今回、当館の開館20周年記念展として開催する本展は、こうした当館の20年にわたる美術館活動の集大成として実施するもので、引用の美学を創出したマルセル・デュシャンから、日用品のパッケージや映画スターの広告写真を引用したポップ・アートの旗手アンディ・ウォーホル、また社会に流通する紙幣を複製した赤瀬川原平、さらに過去の名画を参照するシンディ・シャーマンや森村泰昌ら約23名の作家による約135点の作品を通して、これまでまとまったかたちで検証されることのなかった美術とコピーの可能性について広い視野から検討を加えます。
<展示内容>
・出品作家(順不同)
マルセル・デュシャン、ロイ・リキテンスタイン、アンディ・ウォーホル、トム・ウェッセルマン、メル・ボクナー、シェリー・レヴィーン、リチヤード・プリンス、マイク・ビドロ、シンデイ・シャーマン、ジェフ・クーンズ、篠原有司男、赤瀬川原平、立石大河亜、森村泰昌、鷲見麿、小川信治、柳幸典、中村政人、福田美蘭、小沢剛、岡本光博、山口晃、アイデアルコピーほか ・特別出品作家(順不同、引用元の出品作品を制作した作家)クロード・モネ、アンリ・マチス、コンスタンチン・ブランクーシ、ウォーカー・エヴァンズ、葛飾北斎、黒田清輝、野島康三、玉城末一、志村ふくみ、清水卯一、金山明、李禹煥ほか
<関連の催し>
<開館20周年記念講演会>
日時:6月27日(日) 午後2時〜
講師:赤瀬川原平氏(本展出品作家)
演題:「本物そっくりの夢」
定員:先着200名(当日、午後1時より入場整理券を配布します)

<講演会>
※参加者多数の場合、入場を制限することがあります。
日時:6月5日(土) 午後2時〜
講師:椹木野衣氏(美術評論家)
演題:「日米シミュレーショニズムとその行方」

日時:6月13日(日) 午後2時〜
講師:藤本由紀夫氏(サウンド・アーティスト)
演題:「引用と複製−観念的な模写−」

日時:6月20日(日) 午後2時〜
講師:森村泰昌氏(本展出品作家)
演題:「モノマネをめぐる物語/そっくりショーは、なぜ笑えるのか」

<音楽会>
日時:7月4日(日) 午後2時〜
演題:「歴史でPlay(遊ぶ)」
演奏曲目:ジョン・ケージ「水の音楽」他
企画:藤島寛氏(京都国際現代音楽フォーラム・ディレクター)

<日曜美術鑑賞会(展示作品解説)>
日時:7月25日(日) 午後2時〜
講師:尾崎佐智子(当館学芸員)
以上いずれも会場は講堂 入場無料。



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